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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

3DCGを作ってみよう その8

3DCGを作ろうとしてなぜか粘土を練っている。ちょっとずつ作っているが、その失敗とそこから得たことを書いてみる。

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(今週の一枚)柚子と温泉とカピバラと…(pixiv

 

 

 前回は久しぶりになんとか完成した工作部屋を紹介した。今回はその部屋で粘土を弄ってみてTrial and errorを書いてみる。

 

何を作ろうかと考える

nipplelf.hatenablog.jp

 3DCGの作成に向かって実物方向からアプローチをすることにした。そこまで大きなジオラマを作る気はないが、それなりに納得いくワンシーンを作りたいなぁと思う。

 今までは2次創作には手を出さなかったが、新たなチャレンジとして作りやすい有名キャラを作って、自分のイメージを重ねることにした。

 具体的にはドラえもんとかポケモンみたいなつるっとした立体を作成して、それをジオラマにしたりいくつかのギミックを作ったり、それを取り込んでデジタル処理をして一つの作品するというのが目標となる。

 投稿する場所としてはyoutubeのような動画を意識した作りにして、作成から完成までを一つの流れにできれば面白いんじゃないかと思う。

 いくつもやることがあるが、手始めにアクリル粘土を使ってゆっくり霊夢を作ることにした。比較的有名でとっつきやすいし、実はパーツが少し多いので練習にはもってこいなんじゃないかと思ったからである。

 

粘土を初めて触ってみて

 さぁやろうということで道具を準備した。粘土、アクリル絵の具、粘土へら、水入れ、粘土潰し板となる。

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(使った道具:とりあえずそれっぽいものを集めて始めた)

 

 自分はこういった工作はほとんどやったことがないので手探りだったけど、まぁなんとかなるだろうと思って何にも考えず作ってみたが・・・

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(ゆっくり霊夢1号、ゆっくりしていってね…)

 

 コノザマである。ごそごそでアル中で肝臓が悪くなった人みたいな色をしている。造形も全くゆっくり霊夢でないし、クリーチャーAといわれてもしょうがないが、とりあえず第一歩、不出来だが初めての作品である。

 

失敗からやり方を変えて

 いったいどうしてこうなったのか( ^ω^)・・・

 作成風景をを撮影しておいたので、それを振り返ってみた。

 一番の問題は粘土がうまく扱えなかったことである。手につくと嫌だったのでラテックスの手袋をして作業したがこれがまず悪かった。繊細な作業の妨げになったしべちょべちょ粘土の汚れがドンドンついてそれが拭き取れなかった。

 また、アクリル絵の具と水の使い方がまずかったらしく用法容量のコントロールが全くできなかった。ベースとなるアクリル粘土は思ったよりも加えたものが広がらない。紙のように水分や色素が広がると思っていたが、混ぜない限りそこに滞留した点が大誤算だった。

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 絵の具の使い方として、粘土に練り込んでそれ自体に色を付ける方法と、造形完了後に改めて色を塗る方法があるが、出来るだけ粘土そのものに色付けをして作った方が処理が楽になることが分かった。

 

失敗から学んでやり直してみて

 失敗の原因は明らかだったのでそれをどうにかして再びゆっくり霊夢を作ってみた。

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(ゆっくり霊夢2号、ゆっくりしていけるの?)

 

 アクリル粘土の性質はセメントみたいなものなので、その辺を理解して作ってみると意外とうまくいった。

 今回はモニターに霊夢のサンプルを並べてそれを見つつ作ったのでそれなりのものができたなぁと思う。しかし問題は当然多くあって粘土表面のごそごそと粘土造形完成後のアクリル絵の具の塗りのマズさとなる。

 ある程度細かい作業できるようになったのはいいが、その細かい作業に比例して細かい粗が見え隠れするのでどの程度細かくするかの調整が課題となった。

 

少し慣れてこねてみて

 …というわけで、3度目のトライである。

 粘土の練り方や造形は2号よりも単純化してパーツを少し増やした。

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(ゆっくり霊夢3号、ゆっくりしてもいいじゃない)

 

 造形としてはお饅頭感を増やした。2号と比べてもデフォルメしていることが分かる。髪とリボンを少し改造して立体感を増やしてみた。また、今回はアクリル絵の具で細かい模様に挑戦したがイマイチうまくいかなかったけれど、それなりに塗れることは実感できた。

 作業の変更点は粘土では乾く前に基本の形を作ってしまい、ある程度渇かしながら細かい点を作っていったことと、アクリル絵の具をアクリル溶媒(TAMIYA X-20A)に溶かして色塗りをした点である。

 最初に失敗したように粘土が水を持ちすぎるとべちょべちょになって全く作業不能になるし、乾かしすぎると硬くて手が出ないので、1時間をめどに大まかな形から徐々に細部に進むようにすると作業が楽になった。

 水は部品を合体する時、完成後に表面をならす時に主に使っておけばいいみたいで、こねている途中に水を加えるのは失敗に繋がるようである。

 時間によって変化する部材を使っているので、効率化と変化の見極めが大切なんだろう。

 

まとめ

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(1号、2号、3号そろい踏み ゆっくりしていってね

 

 基本的なことを知らずにやるとうまくいかない。まぁ当たり前のことだけど、当たり前のように失敗した(;・∀・)

 今回の失敗で準備の大切さを改めて知ったが、特に重要なことは「乾き」、つまり粘土から水が飛んでいく経過をどうコントロールすることだと分かった。また、早い時間で作業を完成させれば経過によるやらなくてもいい作業(補正や掃除)が減るので、出来るだけ簡単な造形にしたり、作業に移る前に何を作るか細部を詰める必要があると思われる。

 また、水や絵の具を使うのにつまようじがとても役立ったので、こういった先の細かい道具を少し揃えて作業をするともっと楽になるかもしれない。

 

終わりに

簡単にできるかと思ってたけどすごく苦戦した(;´Д`)

何でもやってみるものでだけど、もっと器用ならなぁなんて気分で次に進むことにする(^ω^)

 

 

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