ECショッピングは楽ですぐ買える。でも、気を付けないと損をするので、出来るだけアマゾンで損をしないのコツを書いてみた。
(今週の一枚)夜空に願う(pixiv)
先月、結構アマゾンで買い物したが、その際、結構基本的なことを知らない人が周りに多かったので、ちょっとは役に立つかなぁとアマゾンでお買い物をする際の基本的なことを書いてみた。
アマゾンの現状
以前、アマゾンの状況を調べて記事にしたけど、コロナ禍以降さらに状態変化が加速した。どんな変化かというと、アマゾン本体は電子情報(音楽、映像、書籍など)の取引を行い(もちろん、倉庫業としてアマゾン本体は未だに多くの商品をそろえているが)、ECの物品取引は倉庫や屋号を貸す形で個人間取引(マーケットプレイス)が奨励された。
また、この個人間取引で主力商品となるのは中国から買い付けてきた輸入品で、中古品取引や日本のメーカーが出品する割合が減った点が特徴だと思う。
そのため、現在のアマゾンマーケットにはアリババの商品が多く並び、配達日数から考えて明らかに無在庫転売(aliexpressや天猫から買ってそれを客に送る)も横行している。
つまり、玉石混交だったマーケットがここ数年で一気にインチキ商品の展示場となり、まともな商品の割合が少なくなった。
そんな状態で普通に買い物するのはもう不可能なので、顧客側で自己防衛して安くていい商品を探さないといけないというのがアマゾンの現状となる。
アマゾンプライムに入るべきか
アマゾン本体が行っている主商売は電子情報の取引であり、サブスクリプション(毎月お金を払う)型を推奨している。色々と枝葉はあるが、アマゾンで買い物をする場合、基本的にはアマゾンプライムに入るかどうかが大きな分かれ目になる。
しかし、アマゾンのお勧め通りにこのプライムに入った方がいいかというと悩ましいところである。月500円と年まとめ払い4900円のコースがありかなり安いが、使わないならその金をどぶに捨てるようなものである。そこで入る基準になるのポイントを書いてみた。
- 年間50000円以上買い物をする
- 都市部に住んでいる
- 映画や音楽や読書を習慣的にする
- 余暇にやることがない
- ウインドウショッピングが好き
- 色々な物を試しに所有してみたい
このなかで3つ以上あてはまるなら入会して損はない。逆にそれ以下なら一般会員として他のサイトを見たり、お金を他で使った方が有意義だと思う。一年間で5000円を使ってアマゾンで何をするかというのがプライムのミソなので、1万円のサービスは期待できないが、5000円のサービスと見ると十分な魅力を備えている。これを基準に判断すればいいと思う。
本当の評価を知る
では、プライムに入会したとして、実際にこのジャンク市(個人間取引)で買い物をしようと思うと結構痛い目を見る人がいるようだ。それも当たり前の話で、先ほど書いたように多くの個人間取引ではアマゾンは仮想空間上場所と取引フォームを貸しているだけで個人に対して責任を持てない。そのため、ぼんやり買うと騙されるのだ。
騙されないための方法はいくつもあるが、基本的な方法を紹介する。方法は3種類あって、
- サクラチェッカーを使う
- レビューの星1と2の割合を見る
- 配達日時を見る
である。
サクラチェッカーはアマゾンの外部サイトだが、どの程度その店や商品がやばいかわかるのでアマゾンで買い物をするときは面倒でも購入時一つ一つチェックした方がいい。
このサイトは気になるアマゾン商品のurlをカラムにコピペするだけで、6つの指標から店と商品がやばいかを調べてくれる。また、そのカテゴリーの商品群はどのくらいやらせが横行しているかなどの周辺情報や代わりのおすすめ商品を表示てくれるので非常にありがたい。
星四つでまずまずの評価でたくさんのレビューがあり大丈夫そうな品物でも…
サクラチェッカーで調べると、サクラを雇って嘘をついており、本来の商品の評価は星2以下なので、買ってはいけない商品だと分かる。
2つ目方法はアマゾンサイトでぱっと見て判断する方法だ。正しい星とレビューの見方と言い換えることができる。例として先ほど上でチェックした商品の星レビューを載せる。一見よさそうに見えるが、視点を変えると結構危険だと分かる。
今のアマゾンにおいて大量の嘘レビューがあり、それを金で書かせている店が数多くあるので星4、5のレビューは全く信用できない。しかし、それ以外のレビューは比較的信用できる。まず、ぱっと星1と2の割合を見て、多いようであれば避けるべきだし、レビューを読んで何が問題かを知って購入を検討すべきだ。
3つ目の方法もアマゾンサイトを見る方法で配達時期を見ることだ。多くがアマゾン倉庫や国内在庫を売買しているから少なくとも1週間で商品が届くが、なぜか2週間以上かかるものがある。これは中国やベトナムの品物を買い付けて輸入する無在庫転売の可能性があるので、買う買わない以前に無視するべき商品だと分かる。
もちろん、こういった簡易評価に当てはまらないものも多数あるが、そういった物はちゃんと自分の脚でお店に行って自分の眼で商品を確認したほうがよい。
適切な価格を知る
さて、お気に入りの商品を見つけていざ買おうかと思うと…ちょっと待った方がいい。実はアマゾンのこういった個人間取引は値段がものすごい勢いで上下動する。ちょっと待って買ったら3割4割引きもあるし、今買わないと倍の値段にされることもある。
そこでKeepaの導入である。PCならブラウザのアドオン・スマホならAPPとして入れると、アマゾンのページを開いた際、値段の推移を見ることができる。
例えば、下の表の商品のいまの値段は2800円だが、Keepaの表で見ると盛んにタイムセールをしている。発売当初の値段が2000円でその後3000円近くまで上がり、セールで2200円になっている。つまり、1週間程度待ってば600円お得になる可能性が非常に高い。
今すぐ必要なら買うべきだが、ちょっと待って2割引きなら待ってもいいのではないだろうか?
この表はアマゾン全体が行うセールで購入するかどうかでも指標になる。直近ならブラックフライデーのセール(11月26日~)になるが、商品ごとに値段の上げ下げが激しい。ある商品ならセール時に倍くらいに値を上げるし、別の商品なら3割くらい値引きするものもある。急激に上がったものならセール終了を待つべきだし、セール中割引があるならそこで購入すべきだ。3000円程度の買い物で600円の差が出るなら、10000円なら2000円の差が出る。
結局のところ、各個人の店によって値段のポリシーが違うのでここで買え!という答えはないが、値段推移を見れば在庫を抱える店主の気持ちを理解できるし、買い時が分かる。
アマゾン以外で買う
アマゾンはごちゃごちゃだが確かに安い品物がたくさんあり、次の日に届く。ビックリするくらい優秀だ。しかし、本当にアマゾンが常に一番安いのかと問われるとそうではない。100円均一で売っているものが高額だったり、専門店で購入したほうが種類が豊富で安かったりする。
実は損得の分布が大きく分かれていて、1000円以下のものと30000円以上の物は一旦購入を待った方がいいと思う。
アマゾン価格500~1000円のものは多くが大工センターや100円均一などで同じような商品が並んでおり、実店舗のほうが品ぞろえや値段で優っている場合が多い。特に実店舗200円、300円で売っているものが700円、800円の値付けでアマゾンで販売されていることが多い。一応実店舗は検品しているので、お近くにそういった店舗があり、足を向ける余裕があるならアマゾンで買わない方がいい。粗悪品をつかまされたり、返品に手間がかかる可能性がある。
また、30000円以上となると、家電であったり精密機器や家具、大型の商品など比較的高額な商品は扱いが難しい。こういった商品は各専門店が独自のサイトを立ち上げており、アマゾンで買うと割高になる場合が多い。また、直接メーカーや専門店で購入する場合、保証が手厚くなるので安全マージンが欲しいならアマゾンは避けるべきだろう。
一方で、500円以下だったり、3000~10000円程度のものはアマゾンで買った方がいいものが多い。他のECサイトにない豊富な品揃えだし、なんか壊れていたら即返品できるのでローコストでお買い物が楽しめる(1000~3000円、10000~30000円はグレーゾーン)。
終わりに
なんか当たり前のことだけど、どこを見ればいいか、どう調べるかなんて意外とわからないものなのかもしれない。まぁたくさん買ってもせいぜい数千円程度のお得になる程度の情報なんだけど、賢くお買い物をしたいものである(^ω^)ケチケチ
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