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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

アリエクスプレスを使ってみた感想

変なものや部品系を買おうとするとアマゾンだと不満だ。そこでアリエクスプレスでお買い物をしてみた

(今週の一枚)不死鳥花火大会(pixiv

 

たくさんの優秀な記事がほかにあるので、詳しい使い方についてはこの記事では書きません。ここでは素人が実際使ってみた実感を中心に書いてあります。

 

アリエクスプレスってなんぞや

 我々はなんだかんだで中国の製造業におんぶにだっこで生活している。これがいいかどうかはわからないが、いままで直接彼らとやりとりすることはほとんどなかった。

 しかし、最近、アマゾンや楽天などの個人の出品を見ると明らかに正規品でない独特のスタイルをしているどこのメーカーかわからない商品が大量に販売されるようになった。これらはどうやら中国で作られたものを大手メーカーを通さず売られているようだ。

 こういった小バルクの商品はわざわざ転売屋が中国に行って交渉して買い付ける場合もあるが、ほとんどの場合、中国の電子取引で輸入するものと、中国のお店が直接アマゾンなど日本の電子取引のサイトに出店することで我々の手に届くようになったみたいだ。

 その中国の電子取引の大手がアリエクスプレス(aliexpress)である。

ja.aliexpress.com

 

使いやすいか

 はっきり言って数年前までこのサイトはとても使いにくかった。理由は簡単で、アクセス速度が非常に遅いからである。ちょっと商品を探そうとすると読み込み中…ザッピングをしても写真が出てこない…なんて状態で、ただでさえ胡散臭いのに不安を助長するくらい遅かった。

 しかし、最近はja.(.jpじゃないから本質的に日本支店ということではない)が日本用のアクセスサイトとして整備されたことで、この遅延が解消されて劇的に使いやすくなった。 

(日本語っぽいサイトになっている)

 

 基本情報を登録して、ログインすれば日本のサイトっぽい仕様になっており、ブラウジングもしやすくなっている。

 

 難点を言えば、検索機能が微妙で、欲しい商品の関連がそれなりに出るんだけど、検索マッチ上位に購入や検索傾向からおすすめ商品を混ぜて表示されるためダイレクトに欲しいものにたどり着かない点が一番よくなかった。

 また、メインページやホームで日本語の意味合いが微妙に間違っており混乱することがある。当然、その下流に位置する個人のお店はよくわからない日本語に翻訳されていることが多いので、慣れないとどう使っていいのか手が止まることが多かった。

 

 総合すると、以前よりは格段に使いやすくなっているが、慣れないとちょっと使いにくいサイトという位置づけになる。アリ側は本格的に中国→日本の直接取引を加速させる可能性があるので、これからどんどん規模が大きくなり使いやすくなるのではないかと思う。

 

買ってみた印象

 10年くらい前なら、中国には馬鹿なリーベンエンをだまして儲けてやろうなんてせこい連中が結構いたので、中国のお店での買い物は直接・間接問わずに、必ず仲介を入れたほうがいいと思っていた。

 しかし、ここ最近は人民に信用スコアが導入されることで、そういった詐欺的なものがだいぶ減ったように感じる。

ja.wikipedia.org

 もちろん、日本人と比べると嘘くさい連中はたくさんいるので一定の防御や一定割合でだまされる可能性も心の片隅に置いておく必要があるが、だいぶましになったと実感できる(むしろ日本人のほうが信用できない人が増えた)。

 

 この流れは記録の残る電子取引においても同じで、ある程度安心して売買することができるのではと思ってアリを使った。結果から言えば「まずまず」といったところだ。

 今回、8件のお店で注文して、7件のお店は2日以内に発送して、2週間程度でこちらに届いた。1件は1週間ほど動きがなく「おめぇ注文されたの忘れてるぞ」と尻を叩くと次の日に商品を送る手続きをしたので、まぁこんなものかという感じである。

 アリ側としては、こう言ったいい加減な連中が1割いると考えているみたいなので、商品を送らなかった場合は1週間ほどで自動的にキャンセルするようになっているし、75日ルールがあるので急がず気長に待つことができれば損をすることはないと思う。

 

支払いについて

 いくつか支払い方法があるが、基本的にはクレジットカードでの支払いになる。しかし、「あの中国」である。意味不明な場所で情報を引っこ抜かれてひどい目にあう可能性も捨てきれない。

 おそらく一番の問題はアクセス機材を何にするかと支払いはどうすればいいかだ。アクセスに関してはスマホは避けたほうがいいと思う。詳しくは言わないが、アリのAPPには問題があって変な挙動をすることが多々ある。また、スマホ自体国外アクセスに関して脆弱性が解消されていないから、アリ経由で変なサイトに迷い込むと死ぬ可能性もある。自分はPCでアドブロック系を積んだブラウザでアクセスしている。これなら変なことをしなければ安全だと思う。

 また、支払いに関しても直接カード情報を出すのは怖いので、お勧めを紹介する。

 一つはPaypalの仲介使用である。

www.paypal.com

 中国が信用できないなら、信用をほかの信販会社をつけてしまえばいいということだ。こちらを使うとペイパルがまずアリに支払いを行い、後日こちらのカードに請求がくる形になっている。決済時に携帯電話番号に確認番号が送られて、それを入力する2段階認証方式になっているので、もし、カード情報が抜かれても支払いができない仕様になっている。

 

 もう一つはアリと取引用の専用カードを作ることだ。…とはいっても普通のカードを作るのは手間なので、Vプリカを作るのが一番手っ取り早い。

vpc.lifecard.co.jp

 簡単に言えば、Suicaみたいなチャージ式のカードを仮想空間に作ることになる。カード番号だけの存在となるので、たとえ情報が抜かれても、カードに入っている額だけがとられるので、本体の口座やカードは守ることができる。

 

 いずれにしろ、海外取引をする場合はちょいちょい出金情報を確認しておいたほうがいいと思う。

 

品物について

 どれを基準にするかで商品の評価は分かれると思う。

 電化製品なら技適マークがついているか、品質保証が整っているか、説明書はしっかりしているか…など、大手メーカーのものはそういった「安心」がついているが、そういったものと比べると「くそ」の一言に尽きる。

 一方で、痒い所に手が届く…とかアイデア商品なんかと比べると結構面白いものがあり、日本にない視点で商品制作をしているので楽しむことができる。

 部品や途中部材などは製造工場があるため、商品が圧倒的に充実しており、修理やDIYなどに興味がある人にとってはワンダーランドになる。アマゾンで色々あるなぁと思っていると、その何倍も変なものがあるとわかる。

(今回は部品系を買ったので満足)

 トータルの品質に関してみると、ピンキリであるが、簡単な製造品なら合格、複雑な製品は要検討、電子部材や小物は花丸といったところだ。

 おそらく色々な部品を集めて製品を作っているが、内部の構成はほぼ日本のものと変わらない。しかし、その外装・パッケージが日本の度洗練されていないので、いもくさい印象を持たれてしまいいまいちな評価になるのではないかと思う。

 

どう使えばいいか

 一番のポイントはアマゾンのように次の日に欲しいものが届くような超絶便利な感じはない点である。少なくとも注文から2週間はおかないと商品は届かないので、このタイムラグをどうとらえるかで使い方は大きく異なる。

 また、商品によっては日本サイトのほうが安い場合もあり、商品購入時にはいくつかのサイトを比べて、値段と発送時期を確認してから買うことを覚えるととても有効に利用できると思う。

 すぐほしい、絶対安全なものを…と思うならこのサイトは使わないほうがいい。安く、色々なもの、特殊なものが欲しい…ならこのサイトにアクセスしてみると考え方が変わる。

 日本のサイトのように気軽さはないが、ちょっと準備するだけで買い物の幅が大きく広がるので、頭の片隅にでもこういったサイトがあることを知っておくのは損でないと思う。

 

終わりに

 使ってみた感じ、下手するとアマゾンや楽天が喰われるなと感じた。今は一応これらサイトが電子取引で主軸となっているが、アリの宣伝とサイトの整備次第で一気に流れが変わる品揃えだ。

 …まぁ、客としてはいいものが安く手に入ればどこでもいいんだけどね(^ω^)

 

 

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