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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

ちょっとずつお絵かき再開

お絵かき再会したがそう簡単にはいいものは出来ない。苦労したり戸惑ったことについてぶつくさ書いてみようと思う。

(今週の一枚)魔女の火(pixiv)

 

 なんだかんだで再開することができるようになったが、簡単にはうまくいかない。

 しばらく触っていなかったので、ソフトとツールの操作を忘れてしまったこと、どうやってテーマを選んでいたかなど、癖として覚えてきたことが抜けてしまったようで、どう描けばいいのかわからずもたついている。

 そこで、それをどう思い出していったか、新たにテーマをどう付けようとしたかなど再スタートで考えたことを備忘録的に書いてみようと思う。

テーマをつける

 前の記事でぶつくさ書いたように、のんべんだらりと絵を描いても望む絵は描けない。個性が必要だ。では、ニッペルフの個性とは何か…なんて高尚なことを考えみると、パッとしない。世界観、キャラの特徴、描き方などこれこそニッペルフだというものはない。

 そこで、何を描くかをある程度決めてその枠の中で世界を作って、その中で自分のイメージを広げ見ることにした。また、新機軸は無理なので、今まで描いたものから何を描くかを考えることにした。

 自分の描いてきたものを見返すと、世界はファンタジー、魔法と剣が好みだ。キャラはおっさんの筋肉を描くより女の子や動物だ。その中で、続き物として描いてきたものがいくつかある。猫シリーズや魔女シリーズ、ファンタジー的風景などだ。その中で一番続いたのが廃墟観光シリーズだ。

 このシリーズは枠が決まっている。ポンポコラクーン帝国が滅びた後、その帝国の名所旧跡を巡って観光すると言う枠だ。この枠にはすでに世界観があり、ポンポコという中心人物がおり、帝国を作ったというゴールがある。これは今回やろうとしていることに綺麗に合致するので、この世界を前提としてニッペルフの世界観(ポンポコラクーン帝国記)にしてしまおうと思う。

 今まで描いてきたものはポンポコが作った帝国のずっと後の廃墟を観光するものだったが、これからはポンポコが成長するものを作ろうと思う。
 先ほど書いたように、前提となる世界観は自分の中でなんとなくあるので、それを補強してゆくことは可能だろう。そして、その中でキャラがどう動いていくかをイメージしてゆけば物語を作ることが比較的容易になる。

 テーマ(大魔法使いになって帝国を作る)のゴールがすでにあるので、そこに向かう途中経過を作っていくと言い換えることもできるだろう。

 

主人公を作ろう

 さて、ポンポコラクーン帝国の話を作るのだから、主人公はポンポコだろう。たぬきだから狸っぽい性格のキャラにすればいい。間抜けな狸が最後は皇帝になるストーリーにすればギャップもあるし絵のイメージも面白くなるだろう。

 しかし、ポンポコだけだとキャラが弱い。狸だからだ。そこで、魔術の師匠をもう一人の主役にすることにした。間抜けな狸と正反対の性格にして、二人のバランスをとる。これで一枚の絵に落差をつけてパッと見て話しを理解できるようになるのではないかと思う。

 …ということで、キャライメージを書きだしてみる。

 ポンポコは楽天家の食いしん坊、小柄でふもふもして目がキラキラしたものを知らない間抜けな男の子。タヌキだ。

 師匠は慎重派で疑り深い、華奢でジト目、深い知識と見識を持つまじめな眼鏡の魔女。ツンデレだ。

 この二人の物語を作ればそれらしいものができそうだ。

 

実際描き始める

 世界は出来た。キャラも決まった。さぁやろうと思って、PCの前に座ると困ったことになった。まず、魔女を描こうとしたが描けないのだ。

 一時間かけてこれである。

 そう、自分は普通に筆を使って描くと全く絵が描けない。うんこ💩だ。パソコンの強力な補助がないと絶望的な腕前となり、デジタルなお助けなしには何もできなかった。思わわず画面の前で「おおぉぅ・・・」とつぶやいてしまった。

 まぁ、いまさら呻いてもしょうがないので、描き方を思い出すことになる。このブログで散々描いてきたが、自分の作り方は組み合わせだ。それぞれのパーツを作り、歪ませコピペする。それを組み、大きさを合わせ、整合性をつけ、エフェクトをつける。時間はかかるがこの組み合わせを増やすことで絵を作っていたのだ。

 …ということで、一番上のようになんとか師匠の魔女を作ることができた。

 ありがとう、パソコン様。

 

キャラ作画変更

 描きながらイメージを補正していったのだが、イメージを出力する際にもちょっと考えたことはあった。自分の絵は写実的なものからどうやって漫画・アニメ的なものに落とすかが隠れテーマになっている。これをどうしようかという点は迷う。特に顔に関しては瞳をしっかり描いてみたり、立体を意識して輪郭をしっかりとってきた。

 しかし、今回からはそれを一旦やめてみようと思う。細部に神(悪魔)が宿ると言うが、魂が定着した試しがないからだ。ちょっと引きで見たら消えてしまうものに何時間もかけていられないので、抜けるところは抜いてみることにした。

 つまり、各所のチクチク描いた自己満足から、キャラ全体のイメージづくりを優先しようということである(時間があったら細部も攻める程度にする)。

 今回描いた魔女のバストアップ(エフェクト無し)だけど、顔の立体構成はやめて、ぱっと見わかる程度の顔立ちにした。しかも、横向いたらどうとかのことを一切無視して正面から見て分かりやすい顔とした。装飾も最低限魔女だとわかる程度のものにして、ジト目の印象を強くした。全体的に平べったいものになったけど、今風(?)なので、いつもより全体像の印象からキャラの雰囲気が想像できるようになるかもしれない。

 そんなイメージでポンポコも途中まで描いてみたけど、どうかなぁ…

作品構成

 キャラ絵を描いただけだと世界観や物語はよくわからない。キャラ絵を軸にしたポスターなど一枚絵は商品やキャラをいかに引き立てるに注力するが、そこにメッセージ性や物語はない。今回目指すのは物語なので、それを理解してもらうには背景から伝わるものやキャラの動き、何かをしている瞬間のイメージが必要だ。キャラ絵だけでもいいかもしれないが、主題は物語なので、どう描いて行こうか結構迷った。

 結局、出した答えは小説を書く感じでストーリーを考え、ある瞬間で盛り上がるポイントのシーンを絵にしてしまおうということになった。

 二人の出会い、弟子入り、修練、休憩、街へのお使い、喧嘩などなど二人のシーンを描き、ポンポコが半人前の魔術師になるまでを一つの括りにする。

 まだ途中だけど、こんな感じでよくあるおとぎ話の挿絵みたいな感じを作る。

 うまいことキャラ絵とシーン絵を使い分けることで4コマ漫画的なものを作っていもいいし、とにかくワンシーンで何があったか開設できるような体制を作るのが大切なのかなぁなんて思う。

 大作を作る余裕ができたらそっちに行ってもいいし、キャラ絵だけになってもある程度話が理解できるポーズなんかも考えてもいいかもしれない。

 大前提は絵ではなくその中の物語を少しずつ進めることであり、ぱっと見で分かり続きを見て楽しんでもらうことにしたい。

 

終わりに

 まぁ、再開と言ってもなかなかポンとは出来なかった。少しずついい感じの絵が描けるようになるといいな(^ω^)

 

 

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