今年もあと数日。ギリギリでやってきたニッペルフの活動を振り返ってボチボチ評価してみる。
（今週の一枚）星屑鑑賞会（pixiv）
今年の目標・抱負
今年…と言うか毎年の大まかな目標は
- 絵の質の向上
- 絵の見せ方の変更
- 既製の自作品の有効利用
- 全体の効率性の向上
である。
これに加えて、作品に物語性をつくることやテーマをある程度絞った作品作りをしようと考えていた。
２０２０年前半の評価はオリジナル性や構図の工夫なんかをしてある程度見てくれた人を楽しませることができたんじゃないかと思う絵を描くことができた。
コロナの足音が聞こえる中で、そこから半年でどのくらいやっていることがモノになったり、新しい発見をするかが全体の目標となる。
絵について
今年はphotoshopの使い方が安定してきた一方で、描き方・考え方を次々と変えてオリジナル性を出すことに終始したと思う。今年前半ではそれが少しずつ結果出てくるようになってきた（ブックマークも増えた）が、後半になるとそれが少しずつ崩れてゆき、絵の中心がぼやけてしまうようになった。キャラを押すのか、背景を見せるのか、光源を中心にするかなど、小さな一枚の絵で何が言いたいのかがはっきりしないものが目立った。同時に絵の中に試行錯誤の技術的な遊びを入れることができたが、果たしてその遊びが見てくれる人にとって価値があるか、面白いものになっているかと言うと、自己満足で終わっている部分もたくさんあった。相手があっての絵であることを忘れかけていたことは大きな反省点である。
それでも前年と同程度の評価は常に得ることができているので、作品を見る人の視点に立てば、絵の価値として単純にもう一歩前進することができなかったということなんだろう。
ただ、テーマ性を一枚の絵から複数枚の絵（別日投稿のもの）でシリーズをいくつか作ってそれなりの世界観を示すことができた。これは作品群の見せ方としてはまだまだ不十分であるし、一体感を出し切れていないことは見返すと分かる。しかし、それをもう少し手直しをして全体の価値を上げる工夫ができれば、この「もう一歩」が踏み出せることになるんだろう。
エロについて
「エリスの憂鬱」をなんとか一本出すことができたが、それ以降はどうしてもこちらに手を伸ばすことができなかった。コロナが原因で１０月以降はほとんどタッチできなかったと言っていい。
そんな中でも、売り上げとしては前年の１．５倍程度となり、意外と順調にセールスが成功しているんだけど、如何せんアイテム数が少ないので、ドカンと行くものにはならなかった。
以前よりも作品の品質はグッと上がっているという意見をよくいただくことがあったので、これをもっと習練してゆけばそれなりのエロ絵師としてやっていけることが分かってきた。
作り方の傾向としてはやはり表紙や煽りなどファーストインパクトが購入に際して一番重要な点だと勉強することができた。買ってくれた方に内容で満足させるというのは大前提だが、それと同列でパッケージにもっと注力といけないと分かった。
まぁ副業（労働）としてはコスパが最悪だが、ＤＬコンテンツを増やす…つまり資産が徐々に増えていると思えば、実りのあった一年だったのではないかと思う。いくつかの仮説を元に広告をしたりＳＮＳを展開して、それなりの成果を出すことができたので、作品作成と共に今後はそういった販促作業を手間かけずにどう運用するかで自分のエロ作家としての寿命が変わってくるのだろう。
ハッキリわかってきたことは１００００ＤＬ以上のホームランを狙う作品群はすでに商業作家に近い複数人体制の制作集団が占めているおり、広告費用を含めて上位は難しいということだと思う。そのため、目標ロールモデルは今後数年かけて中間クラスの年間手取りにして２００万円程度となる。
ただ、そこまで行くには、最低でも販売に耐えうる作品を６作完成させて広告を回し、半年で新作１つリリースが理想となるが、今年の自分の動きを見る限りそこまで元気に活動するには時間的にかなり厳しい。理想は高いが現実は厳しかった。
そういうわけで、品質とペースを変えて今後行動しなくてはいけないし、無理をすると長続きしないなぁと思った後半戦であった。
その他活動
とんでもなく地味な活動を続けているにもかかわらず、ありがたいことに作成依頼や、「一緒に○○しませんか？」と言う感じでセミプロやお友達活動に誘ってくれる機会が少しずつ増えた。しかし、残念ながら、完全匿名でエロも含めたネット活動している手前、なかなかいいお返事ができず申し訳ないなぁというのを繰り返してしまった。
特に１０月以降は週一でやっているブログと絵の投稿さえもギリギリな状況に追い込まれて、とてもそれ以外に手を出すことができなくなってしまった。
自分なりに効率的に動いているつもりでも、忙しさにかまけて新しいことができなくなっているのはちょっとジジイになっているかもしれないなぁなんて恐怖すら感じた。
今年前半に新たに始めようとしていた３ＤＣＧのシーン作成もモデル作成以降ほとんどできていない。せっかく何万円もかけて整備しているのでぜひやりたいが、手が動かないのは単純に疲れているせいなんだろう。
ＳＮＳにおいても、「いいな」と感じる作品に出会えば積極的にコメントを残すようにしているのだが、他の方と比べるとそういったポジティブなアクションはどうしても少なくなっている実感がある。
一気に人気者や知名度を得ることはないが、徐々に全体の活動が活性化していい味を出しそうだと感じることもある（ブログの記事の閲覧が1000ＰＶを超えた記事がちらほら、エロ側のTwitterのフォロワーが２０００を超えた）が、あくまで「趣味」と捉えるとあまり踏み込むべきではないという自制が働き、ジレンマに陥ってしまったのが今年のネット活動になってしまった。
専業の人にとって見ればジャンプアップの分かりやすいタイミングであるし、素人とすればこのままでいいじゃん！と言う感じだが、ニッペルフの趣味の領域ではそのバランスがかなりピーキーになっていて、何かを辞めて何かに時間を一気に使うようなことがどうしてもできなかったともいえる。
手を広げ過ぎていることが分かっているので、少し様々な活動を見直す必要があるんだろう。
う～ん、難しい(;´Д｀)
終わりに
今年はコロナ一色だったし、それに振り回された一年だった。同人活動も方針転換の岐路がそろそろ来ており、長く続けるなら無理はできないし、このままだらだらでも自然消滅する予感もある。
どうしても時間と疲労のバランスがネックなんだけど、どうにか解決して一人遊びを拡大していきたいな…
そんな今年の総括になった。
それではよいお年を🎍
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