今年もあと少しでおしまい。紆余曲折だったニッペルフの活動を振り返ってボチボチ評価してみる。
（今週の一枚）お届け物です（pixiv）
今年の目標・抱負
いよいよコロナ禍も終盤（？）となり、色々なことが落ち着くのかと思いきや急激に私生活がざわざわした。そのため、ニッペルフ活動もフルで遊ぶということが難しくなったが、何とか時間を工面して少しずつ作業を進めることとなった１年だった。
毎年の絵の大まかな目標は
絵の質の向上
絵の見せ方の変更
既製の自作品の有効利用
全体の効率性の向上
…ということで毎年変わらず、できるだけ短時間でそれなりに上達する方法を模索することとなった。
また、前年から引き続きわかりにくいイメージをなるべく除いて、できるだけわかりやすく感情に訴えるような作品作りをすることが作品性の目標となり、テーマ性を持たせるために外側にむけてアクションすることでそれを達成しようと考えた。
ブログでは政治経済系を少し減らして自分の趣味や考えをまとめることを優先させて各論を書いてきたが、自分の見聞きした世の中の変化について少し書いてみようかと思った。人様に見せるためのものというより、外面を整えつつ自分の中でまとまりきらない考えを整理することに時間を使おうかと考えていた。
エロ絵については、前年同様、投稿頻度を増やすかどうかが一つの分かれ目になったが、ペースを落としてもはんこ絵のようにならないようにして一応自分の納得できる絵面を維持するために遅くてもそれなりのものを作ることに重点を置くことになった。
「変化」という意味では、前年から取り組んでいるデジタルから実物へのアプローチが本格化しようと準備することになるが、それをどこまでやってどのくらい凝ったものを作るかが活動の分かれ目になる。
新しいことへチャレンジとなるが、デジタルで絵を描くことと実際に筆を盛って絵を描くことは全く違うことだとわかっているので、デジタルとアナログの整合性をどのくらいでバランスできるかが今年の大きなテーマなんじゃないかなぁと考えていた。
絵について
一年を振り返ってみると、作風はそのままに色の使い方に統一感が出てそれなりに「作品」っぽくなってるのかなぁなんて感じた。
強いメッセージ性はないけど、ポートレートやコンセプトアート的な部分主張を織り交ぜることで、見てくれる人になんとなくいいなぁと言ってもらえるものはできたんじゃないかと思う。目を引くような色使いというのはコントラスト差と明るさが全体的に高いものになるけど、自分の絵は全体的に黒を基調とする描き方になっているので、それをどうバランスするかが超えるべき山になったが、色彩を少し減らすことでなんとかなったんじゃないかと思う。
また、SNSなんかで見る「一瞬で消費される作品群」を見て、これは違うんじゃないかなぁと日々感じていたので、パッと見てサッと流される感じのものを作らず、少し時間を取ってみてくれる人に向けて絵を描いてみることにしたのは大きな変化なんじゃないかと思う。
この試みは結果から言えば成功だったんじゃないかと思う。数としての「いいね」や「ブックマーク」といった一般的な評価基準は去年から見ると半分以下になったけど、全体的に安定した感想と好評を得ることができた。
「バズる」ことを意識するとどうしても時事ネタ（アニメ・マンガ）や大喜利的なネタ（誰かを小馬鹿にするなど）で勝負することになるので、時間をかけて絵を作成する側としては厳しかったんだけど、それを見直すことでそれなりの余裕ができたのもよかったんじゃないかと思う。
もちろん問題もあって、ただでさえ少ない閲覧がさらに減ったので、より内向きな作品になる可能性があり、自分の頭の中だけの世界観を人に押し付けることになる危険性が常にある。いろいろ手を出せば作風の停滞は逃れられるが、月に３～４枚程度の自分の出力だとうまく作風をコントロールできなくなりキモイおっさんのオナニーになる。相手に何を伝えたいのか、見てくれる人に向かって作品を作ることを忘れないようにしたいと感じた。
モチベーションの維持もかねて今年後半に二次創作にも手を出してみたが、平たい顔と立体的な体のバランスをどうとるかを考えるのはいい頭の運動になったのではないかと思う。部分的な立体を出したり、髪の毛をどのように使うか、線画を意識した平面的な絵の描き方なんかが自分の技術的にはいい勉強になったと思う。
エロについて
正直に言ってすっかり忘れていた(;´Д｀)
実は８月の時点で１作完成していたんだけど、最終の校正前にものすごく忙しくなってしまい一時停止していたらそのままほったらかしてしまった。
「エリスの憂鬱」以降に作ったものがあまりにも駄作で作り直したんだけど、その直しが果たして良いのか悪いのか訳が分からなくなってしまったのが心理的に遅れた理由なのかもしれない。
１作２００枚程度の作品なんだけど、流れとしては２、３作の連作にしてしまい整合性が取れなくなったというのもの隠れ要素としてある。
まぁ、ものは出来ているのでちょっと時間が空いた時に１部はリリースすることにして、うまくいけば後作も出せればいいかという気楽な感じで作るようにすればいいかなぁと思う。
エロの流れとして、クソ左翼がちょろちょろしており、最悪１０年後にはこういった自由がなくなる可能性もあるので出せる時に出しておかないといけない。
脳内チンチンに頑張ってもらおう💪
新しいことへのチャレンジ
去年は遊びで仮想通貨マイニングをしてちょっとだけ儲かった。結局もうけはほとんどなかったんだけど、勉強という意味ではすごく良かったし、その後のバブル崩壊（仮想通貨とグラフィックボードの価格崩壊）をうまくかわせたのは運がよかったなぁと思う。
ジオラマ
今年は去年末からやっているクローゼットの改造から作業スペースを確保して工作を色々やったけど、これがなかなか難しかった。
デジタルではパッとできるものが、実物では素材を集め、道具を集め、失敗しないように慎重に作業し、作成計画を立てて、問題点を洗い出す…といった各工程にそれぞれめちゃめちゃ時間がかかり思うように進行ができなかった。
予定していた流れとしては
３DCGのソフト展開からプリンターの模索
実物作成から写真撮影によるデジタル化
作業工程撮影とYoutube投稿
…なんかができればなぁなんて思っていたんだけど、作りたいと思っていたものがほとんど準備で終わってしまった（ ＾ω＾）・・・
試作品をいくつかとドラゴン・ジオラマのお城が途中まで出来たが当初予定していた計画が２割程度しかできなかったことを鑑みると、いかに見通しが甘かったかがわかる。
カメラ
実は夏ごろまでにこっそり作業してカメラ関係の構造分析をしていた。簡単に言えばレンズやカメラをバラバラにして、物理的な構造を調べて、ロムを吸い出してソフト的にどうなっているかを調べた。
これについては意外とあっさりできてしまい、レンズに関しては各社の売りの構造（手振れ補正やオートフォーカス）が理解できた。例えば、ネットに情報がほぼないOlympus M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm（構造的に壊れやすいレンズ）の分解清掃や直し方がわかったし、各メーカーのカメラの制御のハック（１０年くらい前の機種を中心に）も完了した。Youtubeに投稿すれば結構な反響になるなぁと思っていた。
ただ、これは残念ながらお箱入りにした。レンズ分解に関しては専門の業者（個人？）の事業を圧迫をする可能性があり、カメラハックはどうも著作権などの権利侵害になる可能性がとても高いということらしい。何十億もかけて作ったものを野良犬にバラされたら、そら切れますわなぁということで日和ってしまった。
まぁ今後なにかに利用出来ればなぁと思う。
コラボとか
なんだかんだでいくつか依頼が来た。どうも去年にやり取りしたところから情報が漏れていたみたいで、何でもかんでもタダでやってくれるアホだと思われていたみたいだ。
公や学がまともなところだと思っていたんだけど、どうも金銭が伴わない契約だと文章のやり取りをしていてもまともに約束を守らないものだとわかりかなりがっかりした。年度で人の入れ替えが必ず起こるので、引き継ぎもないみたいだし、権利についてもいい加減なので、こういったところとは関わらないのが一番妥当なのだろう。
技術の安売りはいけないというけれど、どこにでも他人を利用してうまい汁を吸おうとする連中がいる。結局のところ、金が払えない連中に理を解いても、情を訴えても意味がなくて自分のことしか考えていないんだなぁなんて思った。
趣味以外ではしっかり契約して金額交渉をしている身としてはどこかに「優しい世界」があるのではと思っていたけど、思いは幻想と知ったのはいい経験かなぁと思う（中学生の恋愛みたいだ）。
今年はこういった失敗を元に懸賞に応募してみた。３つ出して頑張ったで賞が１つ、おめでとうで賞が１つでちょっとだけ賞金をもらうことができた。先方の依頼で内容については公開しないけど、やっぱり多少なりとも金銭のやり取りがある方がお互い幸せになれるのかもしれないなぁと思う。
終わりに
後半がたっとペースが落ちた割には頑張ったんじゃないかと思う。成長は微々たるものなんだけど、それはそれとして新しいことも少しずつできているのでそれをなるべく止めないで進むことがこれからの目標になるかなぁと思う。
…まぁボチボチ行きたいね（＾ω＾）
それではよいお年を🌞
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