武漢肺炎が収束に向かいつつある中で、メディアで政治的なデマや個人でおかしな嘘をつく人がたくさんいた。彼らの意図は何だろうか考えてみた。
(今週の一枚)王子様を待って早567年目(pixiv)
nipplelf.hatenablog.jpの続きみたいな記事です
正しい情報って何だろう
新型コロナウイルスに起因する重篤な肺炎症状とそれに関わる疾患は発見場所にちなんで武漢肺炎と呼ぶべきだが、この名前は「差別的」と言われる。しかし、一方で、近年発見された疾患のエボラ出血熱(エボラ川から命名)、中東呼吸器症候群(中東諸国から命名)なんてものを我々は普通に使っている。
こういった情報の齟齬や意図的な書き換えは我々に意図されず常になされている。そんな中で何がデマで正しく有益な情報かを見つけるのは本当に難しい。…と言うか無理(;´Д`)
多くの場合、マスコミであったり商品を売る企業、SNSでは個人が自分達にとって有利な情報しか出さない。そのため、受動的にお口を「あ~」と開けた状態で得られる情報には非常に中途半端な情報しかない。
また、事実と感情はできるだけ分けて、文明人はより正しい選択ができるという前提で民主主義が形成されているけれど、実際には聞きたくない情報にはみんな目をつぶるし、難しい話には目をそらす。
そして、何かの情報を得る際、人間は多かれ少なかれ過去の記憶と関連づけて情報処理するので、純粋な情報を得ることが脳みその機能的には絶対にできない。
つまり、社会学的にも生物学的にも「正しい情報を得る」という方法は理屈上存在せず、それを送る側の意図や受け取った側の思いで補正がかかった歪んだものを得ていることになる。
正しい情報があっても正しく認識できない我々にとって大切なことは「世の中が私をだまそうとしている‼‼‼」なんて臭いことを言うのではなく、情報を出す人はきっとこうして欲しいんだなぁと理解することであり、それを受けて自分で情報の価値を決めなくてはいけないことだと思う。
その上で、今回のコロナ騒ぎと情報の意図を見てみようと思う。
PCRが足りない
コロナ騒動で当初からPCR不足と言うトピックがあったが、自分は最初全く理解できなかった。感染症を疫学的に調べるために、無作為抽出で検査するならわかるが、たいして悪くない人が治療法のない病気の検査にわざわざ病院に行って調べる意味が分からなかった。
また、技術の性格上、あまり正確にポジネガの判定ができる方法ではないし、技官の数も限られていることから、この手法は症状が強く出てから医療的判断の際に行う2次的な検査方法だと普通に考えればわかるはずである。しかし、メディアではRT-PCRとPCRをごっちゃにして語る(つまり全く理解していない)「専門家」もたくさん登場して大騒ぎているおり、一種異様に映った。
では、なぜ「PCR!」と連呼されたかと言うと、政治闘争やうっぷんのはけ口もあるが、その根っこには日本の医療制度とその資金化があると思う。
日本では病院が利益を出すために、より高度な医療とサービスを行っている。保険があるため超儲かる。RT-PCRなんて不安定な検査をしなくとも肺炎状況の確認を各種装置で検査することができ、各種医療制度のバックアップが比較的しっかりしている。そのため、今回の場合、対象を高齢者や基礎疾患がある人に絞ればよく、市井で武漢肺炎の蔓延を制御できればイレギュラーには十分対応可能だし、事実、他国と比べてこの病気の死者も極めて少ない。
この安定したシステム下で企業が利益を上げようと思うと、ことさら穴をついて大騒ぎする必要がある。それが今回の「PCRが足りない」の本筋ではないかと思う。
上の記事では楽天が疑似キットを売って批判され、日本医師会もこのキットに強い懸念を声明している。しかし、実際のキット販売元はGenesis Healthcareであり、こんなインチキ商品をあたかも医療的に適切であるように見せかけて製造した連中はおとがめなしである。
医療的に無価値であることが分かっているのに倫理的に問題ないとした人たち(慶応大学の西原氏やキッコーマンの総合病院の久保田氏、東海大学の松崎氏)はM.D.やPh.D.という肩書を利用した倫理感がない悪党と言える。
繋ぎにはビルゲイツやソフトバンクも関わるようだし、海外を含めたくさんの人が日本の医療を出汁にして金儲けをしようとして失敗して、最後にババを引いた三木谷氏がバカを見たということなんだろう。
結論を言えば、「コロナ怖いですよね~」とテレビやネットで煽り、「PCRが足りないから政府が悪い」と難癖をつけ、「この検査キットみんな使おうよ~」と売ろうとした。…というのがこの騒ぎの根っこなんだろう。
同じようなことが儲けの種としてマスクや消毒液など医療雑貨にも言える。
無能政府というデマ
補助金が遅い、防疫体制が不十分、事実を隠蔽している…などなど様々な憶測や感情論が蔓延している。その不満の多くがテレビ朝日であり、共産党系の広報誌や活動家もその一端を担っている。
自分は安倍氏の経済政策の失敗を検証しない点や、外交上の見直しを国民にちゃんと報告しない点で批判的であるが、武漢肺炎に関しては政府はこれ以上ない対応としていると思う。
もちろん不十分や誤りもあるだろうが、現実問題としてこれ以上のことが日本政府にできるかと言うと組織の大きさや制限から言って不可能である。これ以上を求めるなら強い独裁権を安倍氏に与えなくてはならない。それには自分は反対である。
本来、企業にしろ自治体にしろ最低限のルールを政府から指示された後は、各自の判断で対応を練るべきであるが、それらの判断をすべて安倍任せにしている点は自治を自ら放棄しており、一種社会主義的な印象を得た。まるで赤ちゃんみたいである。
こういった政府に対するネガティブ情報により日本人の多くは不安やストレスに苛まれることになるが、各国比較してみるとその不安度は極端に高い。
非常に興味深い点は、事実として日本はこの病気の封じ込めをしつつ、ギリギリで経済を回しており、各国政府よりも明らかに行政判断をしっかりしているにもかかわらず、各国よりも多く安倍氏は批判され、デマが全く止まない点である。
先週もTwitterでは #検察庁法改正案に抗議します なんてタグの元、大きなキャンペーンが共産党主導で行われたが、その中身は2つ以上の全く違う出来事(内閣決議と法案提出)をごちゃごちゃにして、「コロナなのに…」と煽って政府批判を行っていた。
結論から言えば悪質なデマであり、botを使って機械的に拡散した点はTwitterの明確な規約違反であるため、これを行った活動家は自分の首を絞めることになるだろう。
不備の検証は必要だが、政府のコロナ対策は有能である。
報道はなぜウソをつくか
では、なぜこんなことになるかと考えると、1つは日本と各国のシステムの違いに目が行く。ものすごく簡単に言うと、多くの政府には通常モードと危機モードが実装されていて、危機モードになると報道も含めてほぼすべての権利を政府が持つことになっている。
戦争、災害や金融や経済の極端な悪化など個人や小さな組織ではどうしようもない場合、権利を一時的に譲渡するのである。この条件では、人間の屑のように扱われているトランプ大統領もあまり批判されないし、ヨーロッパ各国も大量の死者が出ているのにもかかわらず一定の平静を保てている。
武漢肺炎拡大により外出制限と軍の出動に近い状態が認知されると、一気に報道統制が各国で敷かれたし、それに違反すれば厳しく罰せられるのだろう。
一方で、日本ではそういったシステムが明治維新から存在しないため、特にTBS系列・朝日系列が「自由に」報道を行い、結果として多くのデマや誤情報を報じ続けているが、興味を引き「面白い」分、たくさんの人がその「テレビショー」を見ることになった。
各国の報道を比較すると、非常に重要な点は報道が正しいかどうかではなく、いくつも違った情報が不安を呼ぶことが問題とわかる。
この「不安の種」はナチスのゲッペルスが用いた手法であり、かなり悪質なため、各国で徐々に治安と報道の関係が整備されたのだが、日本ではむしろ放置されていたと言える。メディアの報道の自由や公正な報道は必要だと性善説を唱えたが、今回の騒動では、テレビ局が利益のためブラック・グレーププロパガンダを平然と行い、その行為が社会不安やネット拡散と相関すると言う点から、それが誤りだとはっきり証明されてしまった。
つまり、デマの根っこは規制のないメディアが事実報道より、騒いで儲けを優先することなんだろう。
みんなの知らない面白秘密情報
…でも、デマやウソ、真偽不明の秘密情報は面白い。しかし、出す側にとって都合の悪い情報は当然出さないし控える。どんなものがあるだろうか。
テレビ朝日コロナ感染源
報道機関がコロナ発生装置だった点は面白い。記事のように大規模クラスター元はテレビ朝日であり、もし、彼らが主張していたPCRを全員にすれば、局内でおそらく100人規模で感染者が出ただろう。
やれ政府が悪い、病院が悪いと言っていたが、一番最低だったのが騒いだ当人だったという落ちはK.Y.サンゴなどの失態に並んで歴史に残る案件だろうからしっかり覚えておきたい。
慶應大学病院クラスター
一時、東京が都市閉鎖になるんじゃないかと騒ぎになったが、その一因となったのが慶應大学信濃町病院の院内感染である。
この件、非常にヤバいのが研修医の感染でなく、本質は院内感染を巧妙に隠している点と、提携病院に医者が病気を拡散した可能性がある点である。
飲み会に行っていない医師もすでに感染していたことが分かっており、記事をよく読むと感染源が飲み会でなく病院そのものだということが分かる。そして、医師らは医局を闊歩するだけでなく、広範囲に別の病院でも当直のバイトをしている。つまり、3月の時点で信濃町病院が新型コロナウィルスの散布元になった可能性が極めて強い。
www.hosp.keio.ac.jp そして、時系列として対象病棟以外にも明らかにいくつもの感染跡があるのに、感染源は永寿総合病院のみだと言い切っている。慶應から研修医を受け入れている永寿総合病院では同じように院内感染が起こり大問題となったが、同様に院内感染していている慶應の基幹・中核病院としての役割を考えると入院患者の状態を含めて継続的に報道・報告しなくてはいけないのにほとんど報道はない。ゾッとする(-_-;)
その他発病
他にも家電量販店や携帯ショップ、風俗店が感染源になっているのに、広告でお金をくれたり、コネがあるところのネガティブ報道はほとんどしない。また、多くの情報がメディア由来なのでSNSでもほとんどそういった話はない。なぜ志村けんが急に亡くなったかなんて調べず、彼の死とその知名度を利用して再放送とバカ騒ぎである。
つまり、本当に悪い奴はこっそり隠れているのである。
終わりに
最初は政治活動の一環で安倍批判なのかなぁと思ったが調べると意外と違った。
安倍批判報道やつぶやきなどの根っこを追うとほとんどが金儲けと忖度の結果だし、発言している人たちはちゃんと病気を調べたり考えている人がほとんどいないのには驚きだった。
ショーとして楽しんで、なんとなく他人事な彼らは自分が無関係だと思っているんだろうか? ちょっと怖い*1
…自戒も込めて、飛んできた情報に急に反応するのではなく、落ち着いて判断しないといけないなと思った(^ω^)
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*1:+_+