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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

Twitter使用の一考

忙しくてなかなかツイッターを使えなくなり、ちょっと引きで見ることが多くなってきたので、自分なりに一度まとめてみることにした。

(今週の一枚)こっち見んな(絵が描けない( ;∀;))

 

自分の状況

 今、忙しくてなかなか使えないけど、自分はいくつかアカウントを持って使い分けている。その中でバズる…とまではいが、ツイートから知らない人がわっと集まってくることがある。ニッペルフのアカウントでも何度かそういうことがあって、一時に何万人の人の目に自分のことが触れられるとちょっとビビった。

 例えば、このブログは週一記事で精々一日50人くらい、一記事100ビューくらいの小さな所帯(今は隔週一記事以下なのでもっと少ない)なんだけど、ツイッターで宣伝すると1記事1000ビュー以上に増加することがあり、いろいろご意見をもらうこともある。

(一記事で全体のビュー数が急激に増える感じ)

 ただ、元ツイートが5万ビュー程度に対してリンクが1000前後なので、リンク率0.2%と異常に少ない。アフィリンクならこれでいいが、記事紹介と考えるとあまりツイッターの人たちの興味を引いていないことがわかる。これは別のアカウントでも同じことが言えて、リツイート(RT)が1000を超えてもそれについて詳しく見てもらえないことがあった。

 一時期、もうちょっと扇動的にして多くの人に見てもらうべきか、もう少し落ち着かせてコアな人に興味を持ってもらうかで迷った。騒がしてもアカウントが維持できるかわからなかったので、結果的にはマス層を捨ててひっそりやることになった。

 

Twitterの変化

 自分は2012年からツイッターを使っている(ニッペルフは2016年から)から10年選手になってしまった(;´Д`)。

 少しずつ使ってきたが、トランプ旋風前あたりから急激にツイッター内の状態が変わり、タイムライン内に正体不明のツイートがどんどん飛んでくるようになった。トランプだ~LGBTだ~など、フォロー・フォロワーと関係ない情報が飛んできた。

 これはイーロンマスクが暴いたが、ツイッター本社がそういった情報を意図的に混ぜて思想を誘導しようとしていたみたいだ。彼が就任後にはその意図的なものをいったんリセットして元の状態に戻した。これによって、タイムラインが必要な情報に溢れて落ち着くことになる…はずだった。

synodos.jp

 しかし、先日のA.I.イラストが騒ぎになったように意図的なデマや騒ぎを起こす連中が多数おり、他人をだまして金儲けしようとする奴や対象を攻撃する利用者があふれている状態は変わらなかった。ツイッターにおけるしっかりした議論や落ち着いたお話はできない環境にあると思う。

 もちろん、フォロワーさん同士でのやり取りは比較的穏やかなものだ。しかし、意見が違う人や攻撃的な人に絡まれると集団で襲い掛かってくる場合があり、対応するのはかなり難しい。

 ツイッターで徐々に特徴的になった使用傾向が2パターンある。ひとつは意見の対立する知らない相手や有名人に対してかなり攻撃的な言葉でやり取りをしようとする場合と、もう一つは知り合いや同意見を持つ相手を全肯定してしまうパターンだと思う。

 この傾向を強く持つ使用者は10%程度と比較的少ないんだけど、あるテーマに対して自分のポジション(賛成か反対)を作ってしまうとゲームのようにお互い戦いだすのだ。

 この「集団ゲーム」は他のSNSでは見られないので、慣れないとかなりやりずらいツールとなったと思う。

 

Twitter使用者層の変化

 このツールの歴史をつらつらとみると、最初は暇人のツールで、「お腹すいた~」とか「ねむねむ(˘ω˘)」みたいな感じでミクシーの延長的で大学生前後が使うようなものだったんだじゃないかと思う。

 その後、東日本大震災である程度情報のストックになることが周知されると状況は一変して、準公式なSNSプラットフォームに変化したのではないかと思う。これによって広い年齢層で周知され、使用者層も広がった。

 また、2chの騒動やPIXIVの混乱などの避難先として、ネットユーザー全般が集まるようになり、サブカル層が分厚くなったのだろう。

 一方で、この集まりを目当てに政治的な利用も増え、はじめは左翼の牙城的だったものが自民党寄りになり品行方正な人たちが著作権保護を訴えるまでになった。当初はWinny万歳!なんて言っていたころから比べると180°方向性が違う。

 さらに、一般層の増加と共に、それらを目当てにビジネス目的や怪しげな勧誘などが増え、現在の利用者環境になったのではないかと思う。

 つまり、アングラやちょっと尖った人が最初にいたけど、それが徐々に一般的な人が使うようになったことがわかる。

 

ツイッターの発言のしにくさ

 ツイッターでは自分の意見を言いにくい。情報発信をしにくいと言っていい。これは 大半のユーザーが閲覧・情報収集を主にしておりほとんどつぶやかない。面白い小話を聞きに来ているみたいだ。そのため、騒ぎを起こす10%の暇人達の声がとても大きくなってしまう。

news.yahoo.co.jp

 また、多くの人が「集団ゲーム」に慣れてしまっており、少し強めの意見を言うことが相手と戦うことを前提になっている。

 その際、問題なのは2点ある。

 一つは「お前は間違っている!!!」と叫ぶように突撃してくる人がとても多い点だ。

 情報発信や意見交換するのではなく、ただ相手を罵倒したりやっつけるために騒いでいる人の傾向であり、会話することができない。今まで100人くらいのこういった人と会話を試みたけど、知的底辺層みたいな人や精神的に不安定な人のように生活に何ら問題を抱えている人しかいなかった。どうやら感情のはけ口にツイッターを使っているようだ。

 もう一つは情報がツイッターで閉じている点である。

 一度誤った情報がツイッター内で拡散されてしまうと、それが固定化された事実になってしまう。訂正がとても難しい。本来は情報の集積地みたいになればいいのだが、多くの人がツイッター外に出てそれ以上の情報を収集しないので、非常に情報が偏ってしまうことがしばしばある。一般ユーザーの情報収集がツイッターのみの場合、誤った情報が自分にとっての正しい情報になるので、デマを知らずに拡散する加害者側になりやすいのだ。 

 

Twitterの曲がり角

 詳しくは書けないがいくつかデータをもらった。他のSNSと比べるとツイッターは明らかに宣伝効果が薄く、客がリンクを踏まない。所謂「バズる」「炎上」を引き起こしても、実際の利益を見ると赤字になるケースも多く、むしろ騒ぎによって悪感情をユーザーにもたらす場合が多いので、ステマ系でもビジネスが成り立たなくなっているようだ。

 ユーザーが他のサイトを見に行かない、ツイッター内で使用を終わらせる傾向がとても強いために起こる効果と考えられる。これにより、情報発信の場としてはデマが飛びやすく、マネタイズが難しいと言える。最近の企業では悪印象を拡大させないため、情報の発信をするよりも情報の対策をすることが主眼に置かれているそうだ。

 他のSNSと比べるとインフルエンサーがあまりいないことや有名人がどんどん離れているのはツイッターを続けることで知名度を得るよりも悪いレッテルが張られるリスクの方が高いことからもうかがえる。

 多くの暇人が「集団ゲーム」をして非常に多くの時間を費やしているのに、多くがそれで満足して何かを買ったり、外にポジティブな行動をしない。この解決策は誰も見つけられないので、時価総額が上がっても赤字の塊である証左なのかもしれない。

 イーロンマスクがここを買って、利益を出そうとしているけど、ユーザー自体の財布のひものが固いからシステムを変えてもなかなか難しいんじゃないかと思う。

 

どう使うか

 ちょっと発言をすると魔女狩りにあう。ビジネスには使えない。変な人が襲ってくる。デマが飛び交っている。…まぁ、普通に意見交換に使うのはほぼ無理だろう。

 では、どう使えばいいのだろうか? やめてしまうのも一つの手だけど、せっかく存在するのだから使い方を考える。

 

 まずは大昔の使い方に戻ればいいのでは?

 「お腹すいた~」「ねむねむ(˘ω˘)」「現着ナウ」みたいに鳥のさえずりをするのだ。別に誰に見せるのでもなく、なんとなく独り言を言う。

 こうすれば、争いもないしイライラすることもない。

 

 次は「集団ゲーム」のプレーヤーになればいいのではないだろうか?

 やり方は簡単で何かの意見に対してポジションをもってぶつくさ言うのだ。「●●賛成!!!」「反対派は人間の屑!!!」とでも言えば、変な人と喧嘩ができる。いい暇つぶしだ。

 

 さらには、面白い情報の先っちょを知るのには使えるのでは?

 基本的にツイッターの情報は嘘か誇大広告の塊だ。中身がない。でも、「え?」と思ったり、イライラ・ドキドキするものがある。この感情の発露は重要だけど、たいていはそこで終わってしまう。そこからツイッターを出て自分で調べることを覚えるのだ。

 つまり、情報の真偽を別にして、気になるトピックを拾うツールにすれば、いい気分転換になる。

 

まとめ

 ツイッターの中では、嘘つきが大勢おり、普通に金儲けはできない。刺激的なことを言えば人は集まるが喧嘩になる。無刺激なことを言い続けても誰も寄ってこない。

 デマが多いため情報収集には使えず、情報発信にもリスクが高い。

 それを理解したうえで、おかしな人と遊んだり、情報を精査する自分磨きに使えばいいツールになるのかもしれない。

 

終わりに

 他のSNSよりも自由な分、危険もいっぱいなのは楽しそうだけど、使い方は難しいなぁと思う。「見てるだけ」っていうのが一番損をしない方法なんだけど、それってもうSNSじゃないよなぁと思った。

 綺麗な絵を投稿して、みんなに褒めてもらえればいいんだけどね(^ω^)

 

 

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