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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

Twitterは広報として使えるのか

生活の基本的なツールの一つとして認識されるようになったSNSだけど、それが宣伝として役にたっているのかちょっと考えてみた。

 

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(今週の一枚)お救いに参りました さぁ姫様、お手を(pixiv

 

自分のTwitterの現状

 NipplelfとしてTwitterSNSを登録してそろそろ4年が経とうとしている。色々考えて、普通の絵用(@gogo_nipplelf, 以下 普アカ)エロの絵用(@nipplelfR18, 以下 エロアカ)で2つのアカウントを持っている。履歴を追うと、普アカの登録は2016年9月で実働が2017年10月からで、エロアカの登録は2019年1月で実働が2019年10月からとなる。まぁ普アカを3年、エロアカを半年なんとか維持できたというところだ。

 自分の使い方は絵を投稿したり上手な絵を描く人を見たり、気になる噂話を見聞きしたりと、本来の「つぶやき」の機能はあまり利用していない。また、一般の平均SNS利用が1日1時間前後(諸説あり)だそうだが、自分は長くて30分程度、平均すると1日10分にも満たない利用は極めて薄い使い方となる。

 そんなゆるい利用でも、色々と出会いや発見はある。しかし、その「効果」に注目すると、自分のようにうまく使いこなせていない人がいる一方で、上手く広告できている人もいる。全く広報できていないアカウントや、むしろつぶやくほど負の効果になっているものもあり、どうやればうまく使えるのか未だに悩んでいる。

 

 今回は一度自分のわかる範囲で利用価値について分かったことをまとめて、自分なりの整理を記事にしておこうと思う。

 

2通りの使い方と結果

使い方を考える

 SNSの使い方は幾通りもあるが、自分が発信者とすると

1、身内(フォロワー)に情報を回覧する

2、ユーザー全体に向けて情報を広報する

3、あるグループに向けて情報を広告する

という使い方に大きく分けられると思う。だから、1を目標とすれば、友達を増やしていくと評価は上がるが、増えすぎると友達が知り合いになり、さらに増えてゆくと最後は記号となる。そのため、利用時間依存の限界を迎える。一方で2の不特定多数にCMする場合、特に友達を増やす必要はないし、うまく広告できれば大きな拡散ができるが、知れ渡る分、レスポンスが不特定多数から来るため、大きな悪評につながる可能性もある。3であれば、常にそれに沿ったテーマの会話をすれば一定数の評価を得られるが、それ以上の広がりが得られない。一長一短だと思う。

 そこで、自分は普アカでは1を意識して、絵を描く人同士の互助を意図して使い、エロアカは3を意識してターゲットを限定してエロ好き紳士に向けての広報用として使って様子を見ることにした。

 

 やり方としては、どちらも絵を中心に投稿するが、普アカではフォロワーさんを順繰りに見て行き、いいと思ったものをRTしたり、#タグ で面白いものに乗っかって絵を投稿する。エロアカでは流れてきたものを機械的にRTすることにした。

 

RTやいいねと言った評価

 普アカでは評価がフォロワー数に全く比例せず、相手とのコミュニケーションの量によってそれが比例し、絵の上手さやつぶやきにはほとんど意味がなかった。

 エロアカではフォロワー数に比例して評価が伸び、コミュニケーションがほとんど価値を持たなかった。その上で絵の良さ(エロさ)が評価に大きく影響した。

 

 結果から言えば、普アカは互助した分お返しをいただいている状態だが、エロアカはエロくないとほとんど見向きもされないという状態になった。

 

結果と方向性

 統計的な拡散効果を考えると、巷の話題に乗っかって上手くお題をこなせればRTが増えることが知られているので、普アカでは言葉と絵を上手く組み合わてつぶやきをしているが、宝くじ的見方・地道な活動をする必要がある。これは1のような動きをしてもある程度のフォロワー(おそらく300程度)を超えると、活動に限界がくるため、自然とテーマを限定しつつネタを出して評価を狙うようになったのだろう。

 一方、アクティブフォロワーが3000前後で大きく拡散性の一段目の変化があるということはわかっているので、フォロワー数が評価に比例するエロアカの伸びから言って、粛々とエロい絵を投稿しつつRTをしていけば、あと1年くらいで化けるのかもしれないなぁなんてことになった。しかし、センシティブな内容なので、出来るだけこのテーマの外に出ないように活動しないと一気にBANされる可能性もありワーディングを常に注意をしなくてはならないと感じた。

 

分かったこと

 トラフィックを追ったり、フォロワーの状態をマスで見るといくつかのことが分かった。二つのアカウントの結果から見えてくることは評価と継続性にほとんどが相関がないという点だ。

 集中的に活動(投稿やつぶやきやRT)をすれば、その時点での評価は得られるし、特定の誰かに向けて強いメッセージを出すとその分のレスポンスが強く返ってくる。しかし、そのアナウンス内で評価もレスポンスも終了となる。あいまいな表現や示唆はほとんど効果を持たず、どのテーマでも知識や考察なんかはどうも反応は鈍い。

 どちらかと言うと、情報に感情を混ぜたり刺激的な言葉に写真なんかを添付すると、テーマの好き嫌いを問わず反応がある。

 また、そのつぶやきが一旦注目されても、その興味の多くはそのつぶやき内にとどまって、フォローをしたり継続的にこちらを見てくれる人はだいたい5%程度で、その人の興味もせいぜい三日程度しか持たないことが分かった。

 だから、広告として継続的にアナウンスをしようと思うと、刺激的なつぶやき(もしくは絵)を最低3日おきに出して、習慣化しないと一定評価の維持は厳しいということになる。

 ためになる…とか、なるほど~みたいなものでなく、びっくりした!とかふふっと笑ったみたいな意識を持たないといけないみたいである。

 また、一度習慣化した人がどの時点でそれを辞めるかはよくわからなかった。

 

 自分の活動において、SNS活動時間が限られていることを考えると、もうちょっとわかりやすく言葉をフレーズ化したほうがいいみたいだとわかった。

 

 どう刺激を与えればいいか

 お気持ち中心で発信したほうが拡散性を担保できることが分かったが、得てして感情は情報を歪める。例えば、「大きな犬がいた」という情報は価値を持たないが、「怖かった!巨大で首が3つある獣が唸り声をあげていた」とすれば注目度も高いが、明らかな嘘である。もめずに活動を続けるには、この辺の盛り方をどの程度にすればいいのだろうか少し考えた。

 

 一時的な評価と注目 

 メディアやネットでよく見る刺激的な噂や虚偽すれすれのニュースはある意味ショーである。5分なり10分なりそれを見た人の眼をくぎ付けにできればデマでもいい。

 最近の例であれば、#検察庁法改正案に抗議します のタグでの騒ぎがすごくわかりやすい。発生元、関わった人、動員した人数や関係団体が綺麗にわかるし、組織的にボットを使って人数を20倍にカサを増すところなんていかにもサヨクらしい。また、表面的な目標がアベをやっつけろ!とわかりやすい。また、反アベ・親安倍がだいたい同程度いる点も評価しやすかった。

 このキャンペーンは最初の深夜帯こそ順調だったが、ボットがTwitter社に削除され、情報のインチキが露見し、#福山哲郎議員に抗議します というタグを対立のウヨクに作られ、身内からのリークを許す形になった。

togetter.com

 一時的にトレンドを維持して法案を一つ潰すことができたが、その対価として、大きく政党の信用を毀損することになった点やサヨクSNS活動限界を見せてしまった点は大きな失点と言える。

 損得を考えると、得をしたのが立法からの独立を得た検察だけで、アベ自体は大して痛んでいないし、年金支給と働き方を阻害された公務員は大損をして、共産党や活動家は何も得なかったことになる。

 プロパガンダ手法として、ナチスゲッペルスの言う「宣伝は手段であり、したがって目的の観点から判断されねばならない。」と言う点を良くかみしめると、実際の目標がアベではなく野党勢力内での共産党の発言力強化となってしまうので、まぁサヨクさん達はうまく利用されたんだなぁとわかる。

 

 ここからわかることはデマを含め激しい行動や発言をする場合は、宣伝の盛り方(情報の正確性や大きさ)に合わせて必ず被害担当になる対象を作っておいて行動することなんだろう。

 

 継続的な評価と宣伝

 Twitterで継続性を求めるのはめちゃめちゃ難しい。上の検察うんぬんでも結局5万人近く動員して2日しかトレンドを維持できなかった。そういう意味では宣伝は難しいが一つのビジネスチャンスである。そして、とても惜しいところまで行ったのが「100日後に死ぬワニ」とその一連の広告戦略だと思う。

nipplelf.hatenablog.jp

 以前の記事でも書いたが、この広告の失敗は100日でキャンペーンを切らなかったことで、このキャンペーン中に商売をしなかったこと・利益化できなかった点が一番の失敗だと思う。

 ショーは100日と区切られていたからショーになっていたので101日目は余興であり、祭りの後始末をしているときに騒いでもうざいだけである。

 しかし、逆に言ってしまえば、この100日間(ドーピング大体60日くらい)はお客を誘導できるということが明らかになったので、SNSコンテンツ(テーマを決めて、期限を切って、絵とショートテキストで物語を作る)を毎日配信で雰囲気作りに資金を入れれば利益化できる可能性があるということになる。

 

 大切なことは、利益目標を付けたり広告を明らかにするにしても、期限をしっかり意識することなんだろう。盛り方にかかわらずSNSキャンペーンは祭りであり、祭りの中だけで行動を起こさないといけないということがわかる。

 

終わりに

 今回はできるだけ数字を出さないように平易に書いた。データをどこまで出していいかわからないからだけど、その分、胡散臭い記事になった(;´Д`)

 まぁ、自分なりのまとめと珍説の開陳くらいになればいいのかな(^ω^)

 

 

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