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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

Stable Diffusion を使えるようにしよう

Stable Diffusion をローカル環境で使おうとしても起動まで行かない。そこで、どうして動かないのか、どうやったら動くのかを調べてみた。

(今週の一枚)春っぽい鳥(ピヨピヨ🐤)

 

プログラムには疎いので、これを読んだ専門家やかじった人はイライラするだろうけど、まぁそれはそれで拙い素人が頑張って文章化したものとして見逃してほしい。

情報は2026年3月1日時点のものです。

浅~くPythonを理解して使う

 自分がまず躓いた点は専門用語の多さだ。謎の単語の羅列を見ると吐き気がする。GitHubのリポジトリなんて言われてもわからない。GitHubはプログラム好きな人がたくさんいる場所で、レポジトリはバージョンの異なる同一ソフトが様々詰まっているGithub内の倉庫であり、自由にそれをダウンロードできる。色々な人が一つのソフトを手直しをしているので、自分に合った環境設定や各バージョンのソフトを手に入れられる。便利な倉庫だ…と教えてほしい。

 また、Pythonの仮想環境とは難しそうな言葉だけど、プログラムが走る場所を限定するという意味で、全体はバージョン10だけど、このフォルダーだけはバージョン3で動かしてください…みたいな感じだ。今回はほぼ使わない。

 こういったものは慣れないので補助がいる。自分の場合、翻訳用のGoogle検索を出しておいて、単語がわからないから都度確認した(正確かどうかはわからない)。スマホにGoogle Goを入れておいて音声認識で「リポジトリって何ですか?」「Gitって何?」と聞いてなんとかした。そう、私はイケてる現代人!機械で弱点を補うのだ。

 

Stable Diffusionってなんだ

 Stable Diffusion(以下、SD)とは、簡単に言うとあるルールで計算をするソフトだ。SDが働ける環境は限られていて、Pythonというソフトの中でしか働けない。しかも、単独で入力する窓口もないし出力情報を出すこともできない。だから、人間が入力したり、出力結果を見るソフトが併せて必要だ。そのソフトがWebUI(Webブラウザの機能を利用して動く入出力ソフト)だ。このパッケージを使って、文字を入力すると絵が出たり、動画が出力されたものを見ることができる。

 ややこしいのが、SDと言えばSD本体のみのことなのか、Pythonとセットなのか、WebUIを含めた一連のパッケージのことを言っているのか混ざっている。すごい人からよく理解していない人も解説を書いており、意味不明な情報が大量にある。

 特に日本語の情報群にはこの傾向が強く、また、日々更新されるバージョンへの手当てがされず古い情報が大量に残っているため、さらに混乱を誘う。

 この記事ではSDはSD本体のことを指すことにする。

 

導入とよくある問題と解決

WebUI Automatic1111 導入

 単純に生成AIによる画像生成を使えるようにするには、SD、Python(PC上にプロブラムを走らせる仮想的な環境を作る)、Git(Pythonの状態を管理する)、WebUI(入出力を行う)が必要になる。SDとWebUIは大体パッケージになっており、日本ではWebUIのAutomatic1111パッケージ(以下、A1111)が有名でこの塊がSDだと認識されていることが多いので、これについてまず書く。

 ↓の動画で丁寧に導入方法が説明されており投稿時点では非常に素晴らしいものだ。

www.youtube.com

 ただ、2026年時点ではやや難有りだ。例えば、この通りに進めても、⑤モデル導入で紹介モデルHuggingFaceから削除されている。2025年4月の時点で、試しに、この通りに最初からやってみたら外部modelsを入れなくとも普通に使えていた。

 

問題と認識

 上のSD関連ソフト群を入れても動かないことがある。Redit(5CHよりましな外国の掲示板)を流し読みすると、起動時に問題が集中している。必要バージョンのソフトがインストールできなかったり、Python内の各ソフトバージョンの不整合問題(ソフトを読み込む際、権限や指定がない)やCUDA(NvidiaのGPUコントローラー)などが動かないなどなど、問題が多岐で一概に不起動の理由は定義できない。コードになにが書いてあるか読む必要がある。

 

解決法1 エラーコードに対応する

 A1111のwebui-user.bat初回起動時にはねられることが多いようだ。Python と gitはすでにインストール済として、A1111導入時に最近の代表的な問題とその解決策を書く。

 まず、一番にやることが計算するGPUのNvidiaドライバを最新にものにすることだ。NVIDIA Appを使ってもいいし、自分で探してきてもいいから、とにかく最新のドライバを入れて、うまくGPUが動くようにする。

 

正しいclone元からインストール

 試しに自分のA1111(2025年に入れたもの)を一回全消しして、2026年3月1日に上の動画通りにもう一回 インストールしたらエラーを吐いた。ビビる。どうやら、pkg_resourcesというデータがmodule上にないから以降が続かないらしい。

 検索すると、pkg_resouece はPython 内のsetuptools ソースから2025年11月30日以降に消されたようだ。これを回避するにはcloneするA1111を別のものにする必要がある。

 

1、まず上の動画で行った作業をおさらいする。

A1111を入れるフォルダのアドレス上でcmdと書いてエンターを押して、そのフォルダのターミナルを開き

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

をコピペしてファイルをダウンロードした(このURLが現状で間違いなのだ)。

このフォルダに指定ファイルがダウンロードできていることを確認する。

(本来はここでpython -m venv *** で仮想環境を構築するべきかもしれないが、そもそも仮想環境を想定しない状態なのでそのままで行く)

 

2、このフォルダ内のデータをすべて消す。

(外部modelsや作成物があるなら他所にどけておく)

 

3、同ターミナルを改めて開き、branch(A1111派生バージョン)を改めてダウンロードする。

git clone -b dev https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

をコピペ、エンター押して開始(自分はDドライブのStableDiffudionフォルダに入れた)

 

4、フォルダ内のwebui-user.batをダブルクイックして起動

 

5、セットアップ終了後、ブラウザを立ち上げて(自分の場合は自動で立ち上がった)

http://127.0.0.1:7860/

上記URLでSD操作となる。

 つまり、全消しして正しい情報のインストールをやり直す。これなら難しいことを考える必要はない。

 また、この記事によると2025年12月以降で新規にSD導入を行おうとすると、初期起動時にエラーが出るらしい。起動時にWeb UI (A1111 系統)の追加情報を指定レポジトリからCloneするそうだが、GitHubにコピー元がない(削除か非公開?)ためエラーが出ることもあるそうだ。

その際、↓のようなコードが出るらしい

this clone is only done if the <sd-webui-dir>/repositories/stable-diffusion-stability-ai is not found, existing installations that has already cloned the repo won't be affected

 上記の記事ではgit switchを使ってデータセットを切り替えているが、この場合もよくわからないなら、全消し後に正しいブランチを再ダウンロードでもいいと思う。

 

Python内のパッケージの更新

 自分はこれで解決したけど、それでもうまくいかない場合はPython内の必要な各パッケージ(関連する関数群)のバージョンをそろえるといいらしい。まず、各パッケージのバージョンをチェックする。

 先ほど同様にWebUIを入れたフォルダのアドレスからターミナルを開き

pip list

とコードを入力してPythonのパッケージの状態を確認する。

画像は変更後のもので、自分の場合はDドライブ下にフォルダ名StableDiffusionを作っていたのでD:\StableDiffusionへ指示をしている。必要とされるパッケージの推奨されるバージョンにそろえたものだ。

〇推奨バージョン

pytorch(torch, torchaudio, torchvision) 2.10.0+cu128

setuptools 80.10.2

pip 25.2

 

〇cmdでのコードのやり方

 

●Pytorchの場合(パイソンじゃなく、パイソン麾下のパイトーチ)

nvidia-smi

でCUDAのバージョン確認して、適切なtorchを調べる

現バージョンを消す

pip uninstall torch torchvision torchaudio

y/nで聞かれるので、yと打ってエンター(×3)

新たにインストールする

pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128

(cu128はCUDAバージョン12.8対応のPytorceを入れるの意味で、自分の場合CUDAは13.1だったが、ちゃんと動いている情報が12.8まであったからそれを入れた。)

 

●setuptools, pipの場合

setuptoolsを一旦最新の状態にする

pip install --upgrade setuptools

次にダウングレードする

pip install setuptools==80.10.2

(pipも同様に)

pip install --upgrade pip
pip install setuptools==25.2

 

※追記

Geminiに聞いたら、頭に「python -m」を入れたほうがいいと言われた(なくても動く)ので、ちゃんとするなら

python -m pip uninstall torch torchvision torchaudio

python -m pip install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu128

python -m pip install --upgrade setuptools

python -m pip install setuptools==80.10.2

と打った方がいいらしい。

 

CUDAとRTXの相性

RTX5000系統のGPUで動かそうとした場合にも特有のエラーが出ることがあるようだ。

www.youtube.com

 上の動画では、RTX5060Tiを使用環境でA1111で開くと、UIは開くがコマンド画面でエラーが出ている。つまり、起動までしたが、動作不良・計算に難が出たということだ。これはCUDA Toolkitをアップデートしないと、GPUがうまく動かないというエラーになるそうだ。CUDAとパラレルなのでPytorchのアップデートは必要ならやればいいと思う。自分の持つGPUはRTX4070と2080なので、この問題は検証はできない。

 RTX5000系統を持つ人は動画の通りにやればインストールできるだろう。

 

解決策2 別のWebUIを使う

 こんな問題が起こるのはA1111の更新がされないからだ(結局、A1111のメインは動かない、あくまで有志の作った派生版を使っている)。有志のパッチにも限界があり、もっと別のWebUIを使ってもいいんじゃないだろうか。

 ここで紹介するWebUIはあくまで上記のバージョン(Pythonとその麾下のpytorch,setuptools,pipは指定バージョン、Nvidiaドライバーは最新)にした上での作業です。各UIには適切なバージョンがあるので適宜対応してください。

 自分はComfyUIを使っている。

www.comfy.org

 ↑の公式をダウンロード、起動して終わりだ。ここに自分でmodelや拡張機能を入れて自由に遊べる。でも、自分で調べて色々取ってこないといけないので、ちょっと面倒と言えば面倒かもしれない。

 他にもSD.Next

github.com

A1111と同様にフォルダのターミナルからダウンロード

git clone https://github.com/vladmandic/automatic.git

フォルダ内のwebui.batで初回起動

こんな感じで走るので、赤丸のようにLocal URLが出れば起動完了、ブラウザを開いて

http://127.0.0.1:7860/

にアクセスすれば、SD.Nextが使えるようになる。

 

 他にもA1111をカスタムしたStable Diffusion WebUI Forge ClassicなどいくつもWebUIがあるので試してみるといいと思う。やり方は一緒だ。

解決策3 ランチャーを使う(失敗)

 この記事を書くにあたってまずStability Matrix(以下、SM)を紹介しようとしたが失敗した。これ自体は起動するけど、肝心のWebUIパッケージのインストールで全部弾かれた。起動後、まず一つWebUI入れましょうと誘われて、それを選択して走らせるといつの間にか落ちてしまった。しょうがないので、SMのみで起動して、パッケージを追加しようとすると自分の選択したすべてのWebUIでこけた。

(A1111はmainもbranchも両方ダメだし、他もなんらかのdownloadが切られて構築まで行かない)
 SM自体の管理の問題なのか、ランチするデータセット・パッケージが自分の環境に合わないのか不明で、これを拾うのはきつかったので後回しにした。

 まぁ、とりあえず、このSMが動けば素晴らしいということを紹介だけしておく。

 このソフトはランチャー兼WebUI同士の管理をしてくれるソフトだ。WebUIを起動するためには前項で書いたようにいちいちバージョンをそろえたり吐いたエラーに対応しないといけないが、このランチャーから起動すれば、それらのバージョンがすべてそろってパッケージになったものが使える。ボタンを押すだけだ(使えないんだけどね)。

 また、複数のWebUIを使用する場合、同じソフトで別バージョンが必要になるが、恐らく各パッケージが仮想環境で構築されており、干渉しない構造になっているのだろう。そのパッケージ群に対して、共通のmodelsなどがが使いたい場合は一か所で管理しているので、共有性と独立性がうまく管理されたソフトだ(まぁできてないんだけどね)。

 今回はとりあえず時間がないので保留とする。後、cドライブの AppDataにStabilityMatrixフォルダをこいつは作っており、ランチを何度も失敗するとそのフォルダが巨大な謎ファイルで膨れて圧迫するので、気を付けておきたい。

 

終わりに

 一応、自分がパッと漁った限りのものを書いてみた。これで動く…はず?

 

 

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