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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

久しぶりにPC作ってみた その1

今使っているパソコンより少し重たい作業もしたいなぁなんて欲が出た。そこで手持ちのパーツを流用しつつ新PCを自作した過程を書いてみる。

(今週の一枚)恋の季節pixiv

 

 パソコンを作る工程は、パーツを選んで、組み込んで、OSなどソフトを入れる、動くかどうか確認する…という流れになる。いっぺんにそれを書くと混乱するので、今回は一番重要なパーツ選びについて書いてみた。

どこで買うか

 パソコン販売の実店舗で専門の店員にあれこれ聞いてパーツ選びができるのが最良の方法である。しかし、お店が近所にあり、そのお店に詳しい店員さんがいないと成り立たない。ハードルが高い。そこで自分で調べてネットで注文ということになる。

 自分の場合はある程度の知識と経験(失敗を含め)があるし、専門的に情報発信している方を参考にして購入する部品を決めた。その際、パーツを選ぶ前にどこのネットショップで買うかについて書いているものがあまりなかったので、自分なりの基準を書いてみる。

 

新品を買う場合

 保障を第一に考えるなら九十九電機tsukumo一択だと思う。専門ショップなのである程度安く、購入時に少額の追加金でパーツの交換や故障時の補償延長が得られる。パソコン作成に不安があるならその保険を支払っておけばかなり安心して作業ができるのではないかと思う。

shop.tsukumo.co.jp

 

 安さを考えるならドスパラだろう。専売の商品もあり価格的にもAmazonと対抗できる数少ないお店である。どうやら台湾につてがあるらしく並行輸入品もおろしいるので結構掘り出し物が多い。難点を言えば、困ったときの対応がほぼない点である。ここは基本的に買い切りでその他サービスを捨てていると考えればそれなりの買い物ができるのではないかと思う。さばさばっと買い物するには最適。

www.dospara.co.jp

 

 こういったPC系特殊商品をAmazonで買おうとすると意外と高くつく。そこで、特定の欲しいものがある場合、各パソコンショップの会員になってセール情報を得るのもいいかもしれない。年末・歳末セールや特定日など各社で特売する日が違うのでいろいろ買った場合には合計で数万円もお得になる場合がある。その際、入会しておいてもいいサイトは上記の2社に加えてパソコン工房(Two-top)、NTT-Xなどの大手がいいんじゃないかと思う。秋葉原日本橋の独立系のショップを勧める人もいるけど掘り出し物はなかなかない。

 

中古を買う場合

 新品はやっぱり高い。せいぜい数%の性能向上のために何万円も払うのはばかばかしいし、そういう性能を追い求めるなら数年で買い替えないといけない。そういった雰囲気が強い自作パソコン界隈では基本的に新しいものを買う際に今使っているパーツを下取りに出してその差額で商品を買う文化が強い。

 そのため、中古市場はなかなか広く、その品質も意外と安定しており、中古品もパソコン専門店の中古コーナーでの取り扱いが多い。しかし、意外とこういった専門店では動くかどうかの確認がおろそかだったりそもそもチェックしていないなんてこともあった(あえてどことは言わない)。

 では、どこが一番安く、検査をしっかりし、ある程度の返品が聞くかというと…じゃんぱらになる。

www.janpara.co.jp

 スマホなどリサイクル品を修理販売しているお店なんだけど、パソコン専門店よりしっかりしているのは意外かもしれないが事実である。

 ただ、このお店には難点があって、すべての商品が店舗販売前提なので、ネットの場合、注文・商品の確保・支払い・発送という流れが別々で、いちいち店舗をかませているので手続きが煩雑で遅い。その点に目をつむれば掘り出し物もたくさんあるし、一番いいお店ではないかと思う。

 

 もちろん新品のようにすべての商品がピカピカでそろっているわけではないので、中古を買う際は値段と商品の状態を確認したり、いくつかのお店を梯子する必要がある。

 慣れればメルカリやヤフオクなんかをあさってもいいが、あくまで個人間取引で偽物を引く可能性も高い。一方でお店を通さないで買えるので、とても安くほしいものが手に入る利点もある。もし、フリマ・オークションサイトを使うなら、ちょっとでも怪しいなら買わなことをお勧めする。

 

パーツ選び

 久しぶりなのでまずはパーツ選び。どうやって選んだかを書いてみる。

 

手持ちのパーツ

 今手持ちのパーツはモニター、電源(玄人志向 750W)、メモリー(ADATA DDR4

32G)、CPUクーラー(AINEX 空冷SE-226-XT)、グラフィックボード(EVGA RTX2080)を使う。これらを今のパソコンに入れても十分ミドルスペックの性能になるけどそれをもう少しパワーアップさせる構成にしようとした。

 

CPU

 CPUを開発しているのはIntel社とAMD社になり、性能的にしのぎを削っている。下手すると半年くらいで新しいCPUがどんどん発売されて買い時が分かりにくい。

 Intelに絞ると、この会社は4世代ごとに新しい技術を更新してその谷間の世代はあまり性能が上がらない。0、4、8、12世代(以下th)のCPUが新しい技術となりその他世代はちょっと性能や内容を変えた微妙なものらしい。つまり、手持ちのパソコンに何世代のCPUが入っているかをまず確認し、技術が更新される世代かどうかでCPUを交換するかを考えるべきだろう(5thなら7thは買わなくていいが、次技術の8thなら買ってもいい)。2021年後半に12thが発売され、IntelのCPUはちょうど買い時だとわかった。

 12thの中にはいくつかの種類があるが性能的には12700以上はオーバースペックだし、12400以下は不足していた。12thの売りであるEコアPコアの性能を体験したかったので、12600KFを選択した。

 

マザーボード

 新しいCPUを使うならそれを支える新しいマザーボード(以下、MB)が必要になる。MBを選ぶうえで大切なのはチップセットの種類、冷却性能とCPUへの電源供給能になる。

 12thのチップセットはZ690、H670、B660、H610があり、その違いは各種部品を繋ぐ接続口の数とそこへ電気を送る部品の数の差である。ナンバーが大きいほどたくさんの部品をつけられると考えればいい。今回のPCには後付けの増設を考えていないので、できるだけ無駄なコネクタのないものにしたい。そこで必要十分なものはB660(ATX型)となった。

 次に冷却性能と電源供給能はケチらずしっかりしたものが欲しい。PC全体で最大消費電力が400w(CPUは100w)を超える可能性があるので、できるだけしっかりしたものを探すと、MSI社のTOMAHAWKASUS社のTUFgamingになる。B660でこのシリーズを探すと冷却能は同等でVRMフェーズ数(電源供給能)がMSIのほうが多かったのでTOMAHAWKを選択した。

 

モリー

 メモリーを選ぶ際、規格とクロック数が選択基準となる。現状の規格がDDR4だが、新規格のDDR5が12thが対応するということで話題になった。

ascii.jp

 ただ、DDR5の供給が不安定であり、現行のチップセットが果たして転送速度を維持できるか微妙なため安定性を求めるならDDR4一択となる。

 次にクロック数であるがメモリーに関しては当然高いほうが良い。

chimolog.co

 上記の素晴らしい検証記事ではクロック数2400MHzと3600MHzを比較している。こちらを参考にすると、特にグラボの性能を補助する処理についてはクロック数が有効に働いて10%程度の性能向上がみられるようである。2枚刺しの場合なので、4枚刺しにした場合にはあと数%の余裕があると予想できる。

 今回は資金的な問題でメモリーは買えなかった(多分ここがこのPCのボトルネックになる)が、もし購入するならDDR4-3200 8GBを4枚刺すのが一番いいだろうなぁと思っている。

 

SSD

 以前の記事でHDDからSSD(Serial-ATA接続)に変更するとめっちゃ早くなると書いたが、今のSSDの主流はM.2接続である。しかし、パソコンの処理は情報を一度メディアから出した後、メモリー↔CPU(GPU)間を行き来して処理結果をメディアに戻すので、最初の読み込みか非常に重たいか処理を連続でやる以外は旧規格と現規格でそこまでの体感差はない。

www.kingston.com

 そうはいっても編集など長時間の作業や動画のエンコードを行う場合はその1,2割の差をもろに食らうので、できるなら早いほうがいい。そのため、値段がちょっとだけ高いM.2を選択することになる。また、M.2にはさらにgen3とgen4がある。gen4は高速の最新版だが早くなれば当然熱量が倍増しコントロールが難しくなり、データをそこまで高速で転送する予定もない(メモリーが遅い)のでgen4はオーバースペックであるとわかった。

 具体的には、12thCPUとDDR4規格において、300GB以上を1時間内に動かし続けるならgen4はすごく役に立つがそれ以下のデータ量ならgen3でもおつりがくる性能だろう。

 また、今使っているPCで保存用データ(HDD使用)を引き継ぎ、Windowsやソフトの起動用にSSDを使うのでそこまでの容量は必要がない。

 …ということで、M.2(gen3) 容量500GBを選択した。

 

ここまでのまとめ

 パーツとお店を選んで手元にパーツを手に入れるところまで書いた。

 お金があればすべて最新のパーツでそろえて爆速かっけぇぇ~となるが、実務用なのでそれを求めている人にはある程度の参考になるのではなるかと思う。

 さて、これから組み立ててソフトを入れるけど、それについてはまた次の記事で( ^ω^)・・・

 

 

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