最近さっぱりゲームをしなくなった。今更PS5だのVRだのやる気も起きないので、安くて面白そうなゲームをSteamで探してみた。
(今週の一枚)彼の名前は黄金卿(pixiv)
目次
なんでSteamか
おっさんにとって昨今のゲームはやりずらい。MMOならコミュ力と資金と時間が必要だ。スマホゲーはゲーム性がないものが多いし、コラボが追えない。格ゲーもコンボが決めきらないし、今時のJRPGをやってもつまらないし、3Dのキャラデザインがキモイ。VRは眼がチカチカして酔うし、機材が高い。ちょっと手を出すのにはイマイチなのである。
そこで、今回はおっさんも手を出せるSteamと言うサイトで売っているソフトを紹介しようと思う。こちらのサイトでは全世界の作り手が独立系のPCゲームやスマホゲームを販売している。
インディーゲームと言えば、未完成で素人が作った粗悪品みたいなイメージがあるが、ピンキリである。Steamではそういった零細パブリッシャーからメジャーゲームメイカーも参加している。作成に何十億円かけたゲームもあれば、ただでもやりたくないクソゲーがあったり、昔々にスーファミやPS1で発売していたレトロゲーなんかもある。Nintendo Switch経由でNintendoの完成されたファミリーゲームを買うのも一つの手であるが、ピンキリあるSteamでゲームを探す方がおっさん的には楽しい。
…と言うわけで、今回はそんな中で落ち着いてできる面白そうなのものを紹介してみる。
メジャーは本当に面白いゲームか
PlaystationにしろXboxにしろSwitchにしろ家庭用ゲーム機でゲームをしようとすると、まずゲーム内容やすでにやった人の評価を調べたりするけど、その評価の多くがインチキ(業者が入って嘘をついている)なものが多く、本当に面白いのかつまらないのかよくわからない。ネット全盛のこの時代でも、この評判詐欺はもう何十年も続いている日本ゲームメーカーの悪習があり、業界としてもうどうしようもないところまで来ているのだろう。
その点、Steamはかなり特殊な構造をしていて、どのくらい遊んだ人が素人なりの評価をしているため、いくらゲームメーカーが金を積んでも、パッケージ詐欺をしてもクソゲーはクソゲーとして扱われる(有名メーカーの評価で賛否両論以下はクソ)。だから、完ぺきとは言わないが、好きな人が好きな時間遊んでゲームを評価できるので、比較的まともなレビューがあふれている。
ただ、当然問題もあって、メジャータイトルのように最低100万本売ってなんぼと言う世界でなく、1000本売れてやったぁと言う世界なので、その1000人と言う小さなコミュの評価が基準となり、一般受けしないゲームの可能性もある。100万本売れるゲームは当然面白いはずでその上での評価と一緒にはできない。肩の力を抜いて
遊ぶ必要がある。
ゲーム紹介
出来るだけ安価でゲームとして遊べるものを集めてみた。ものすごく主観が入っているので、買う前に商品紹介ページを確認していただければ幸いです。
物語 Undertale
まずは鉄板。名作RPGシューティング(?)ゲームである。独特のセリフ回し、個性的なキャラクター、ふと考えさせるストーリーどれをとっても面白い価値のあるゲームである。
物語を見て自分で考えることのでき、心の琴線に触れるような作りはゲームをする人に訴えかけることが物作りとして一番大切なものだと教えてくれる。このゲームをやっていてふと思い出すのが「マザー」である。優しくてふと笑ってしまう物語の中に「あなたはどうしますか?」と問いかけてくるような作りはとても似ている。この感覚はずいぶん昔に日本のゲームメーカーが捨ててしまった本来のJRPGが持つゲームの価値の大切な一つであったのではないかと思う。このゲームをやると、今のJRPGが無様に見える。なんだかかっこいいだけの装備、棒の様な女性キャラクター、ホストの様な男性キャラクター、意味不明な妄想ストーリーを上っ面の悲しみや喜びでごまかしている様は滑稽である。
誰も傷つけなくてもいいし、みんな傷つけてもゲームは進む。ぜひやっていただきたいなぁなんて思う。
ロールプレイ Kenshi
オープンフィールド型のRPGゲームである。北斗の拳のような世界で様々なことをやって生き残るゲームともいえる。戦えばリアル(?)血を流し、強さに寄らず世界の住人は隙を見せると死んでゆく。洋ゲー特有の殺伐とした背景の中で王様になったり奴隷になったりと好きに世界で暮らせるところが面白い。
他のゲームと違い、このゲームで非常に注目する点はヒットの方法である。当初ほぼ無風であった知名度がニコニコ動画経由で日本でヒットし、それが追い風となって全世界的な売り上げにつながった非常に珍しいケースである。
オープンフィールドのジャンルとしてはFF15がひどい評価を得たが、ストーリーのまずさもさることながら、ゲームとしてつまらない(映像はすごい)ことが原因ではないかと思う。そういった意味では作り手が物語を作るのではなく、プレーヤーが自分でストーリーを作りロールプレイをするという本来のRPGを満喫できるこのゲームは本質的に価値があるのではないかと思う。
シミュレーション Kerbal Space Program
コツコツと村を作ったり、生き物の繁殖や自動車の運転などある枠の中で自分なりのものづくりや作業をするのは楽しい。こういったシミュレーションの中で実際の力学を考えながらロケットを他の星に飛ばすのがこのゲームである。
徐々に解放されるアイテムを使ってロケットを大きくしてゆき、電卓で軌道計算をしたり、帰還までの燃料消費にあたふたするのはゲーム性が高いし、母星の引力圏から脱し、恒星系を超え、外宇宙に挑んでゆく様子は我々の未来の可能性を感じることができる。
ただこのゲームで一番面白いのが緑のキャラクターだったりする。現実の宇宙開発同様、このゲームは失敗が基本である。離陸時に爆発し、空に向かって打ち上げ中バラバラになり、静止軌道導入をしくじり宇宙の藻屑となり、別の星から帰れなくなる。その際、緑人たちが変な声をあげてぶっ飛ぶが、それが何ともコミカルでハハッと声が出てしまう。
ホラー Lobotomy Corporation
ホラーと言えば日本のように背景からじわじわと逃げられないような物語を作るものやアメリカのB旧映画のように5分おきにビックリする恐怖ものなんかがある。このゲームはそういったメジャーな作りとは違い、少しずつ謎解きをしてゆく形をとっている。
「SCP財団」と言われればピンとくる人がいるかもしれないが、そういった世界の不思議を集めたような施設で働くが、実はその奥にはもっとホラーな事実が…と言う作りになっており、謎と都度問いかけてくるゲームスタイルは一見ホラーではないが、ふと見返すと背筋が寒くなる感じがして面白い。
純粋に化け物たちを管理するのもゲームとして面白いのだけど、インターミッションごとに明らかにされる真実とキャラクターの変容が何ともゾクッとする。
おそらく韓国系の特殊なキリスト教を突き詰めるとこんな感じで人とは何なんだろうか?魂の救済とはあり得るのか見たいなことにたどり着くんだけど、入れ物が変わっても人間らしさを保てるのか考えてしまった。
やり込み 魔界戦記ディスガイア PC
ドラクエのレベル上限は99、FFのHP上限は9999である。カウンターストップしてしまい、それ以上は存在しない。このゲームはそれを逆手にとって、カンストと言う概念を取っ払って、どこまでも強くなれるゲームである。
初版はPS2でターン制のタクティカルRPGだけど、ゲーム中盤以降はその戦略がアイテムの強さで吹っ飛ばせることができる。属性や相性なんかも当然あるけど、話の途中からアイテムを集めたり、ひたすら強化できるので数字をとにかくあげて押し切れるので、とにかく最強を目指して10000、100000000とダメージ量をあげてゆくようになってゆく。
もちろん効率的な上昇方法もあるし、強くてニューゲームもあるが、このゲームで最も注目する点は周回することがシステムの基本であることである。ストーリーとほとんど関係ないキャラが登場して、主人公を叩き潰そうとする。裏口こそがゲームの中心で裏に出る敵が邪魔ならとにかく強い装備を、とにかく優秀なキャラクターを終わりなく育て続けられる点は発想の逆転としてはとても面白い。数字上の明確な変化があるのでずっとやり込むことができるのである。
終わりに
シューティングやFPSなどまだまだ面白そうなのもあるけど、取りあえず目立ったものをを紹介してみた。他にも遊びたいなぁなんてゲームはSteamには山のようにあるけど、遊ぶ時間はない( ;∀;)
人生とはなんと短いのか(^ω^)
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