色彩でどうにかエロさを表現できないかと考えるとなかなか難しい。そこで今回はある程度できた絵に、光源を何となく配置して、次に絵全体の色調を変更することで、ちょっと出来に不満のある絵をどうにかならないかと工夫してみた。
(今週の一枚)いい方法がないかとうろうろしてしまう(pixiv)
少しずつエロCGを作っていくと、過去に描いたものの粗が見えて、枚数が増えてゆくとそれを直したくなってきりがない( ^ω^)・・・
無限に時間があればいいのだが、そうも言ってられないので、パパっと手直しできる方法はないかと考えると、書き込みを増やすよりも印象度を上げてしまえば、絵自体の粗が見えなくなるのでは?ということを思いついた。
そこで、楽に既存の絵を目立つように加工する方法は何かな~と頭をひねると、ぱっと浮かんでくることはキラキラさせることと、明暗をごそっと変化させることではないかと思った。
そこで今回は絵の明度と色調を加工することでちょっと印象を変えてみることにした。
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※目次※
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テンプレートとなる絵
まず、とりあえずできた絵を1枚出してみる。
イメージとしては「捕まった女騎士がビリビリっと服を破かれる手前」のもので、これからどうなってしまうんだろうというワクワク感を出したかった。(差分絵ではビリビリっとなって、ぼよよんと乳がでる予定)
しかし、キャラはまぁまぁ書き込めていても、背景の石壁がうまく描けずに何となく安っぽい印象があるので、もうちょっと奥行きがあり、石のボコボコした感じが欲しかったが・・・面倒くさい。
なんちゃって光源の追加
そこで、牢屋ということで、全体を暗くして、悪い奴が持つ明かりで照らすイメージにする。やり方としては、新たにレイヤーを準備して、全体を黒く塗り、光とその当る部分を消しゴムで消して、光と反射部分を適当に塗る感じである。
本来は光の距離や方向性をしっかり意識して黒い部分(陰)を調整すべきであるが、今回は楽をしたいので、大まかに削る。また、その代わり、印象度を上げるために、意図的にキャラの部分だけは明るくして、なんちゃって光沢にした。
光源を配置して、なんとなく周囲を暗くすることで、背景がぼんやりとして(見えにくくして)、キャラを目立たせることに成功した。ただ、これだとハイライトを入れた部分(太ももや髪の毛)がちょっとくすんでしまって、エロさという点ではもう一声欲しい。
暗々な色調補正
そこで、色調補正の明るさとコントラストの値と変更して、もうちょっと派手にすることで、ドキドキしてもらおうと思った。
方向性としては、より全体を暗く、しかし、キャラを妖しく光らせる感じにしたい。
よくあるスマホゲーの絵みたいなものは、この絵に対しての変更値で言えば、明るさ30コントラスト40くらいが、キラキラになる見た目としていい感じであったが、今回はエロさなので明るさとコントラストがパラレルにならない。実際の変化を見ていると、明るさを落とした方がインパクトは強いと思う。
上の絵では左から右にいくほど値の変化が大きくなるので、ある程度比較してもらえると思う。普通にみる分ではおそらく値を変更しない方が見やすいだろうが、強引に目線を持っていこうとすると、やはり明暗の差が大きいほど強い印象となって、明るいところに目が行くと思うので、今回の決定稿は一番右の変更値の大きいものとして、エロさを狙ってみた。
どうだろうか?ぱっと見た瞬間に太ももに目が行くだろうか?
意図としては、ぱっと見で明るい太ももに目線が言って、暗さになれるとキャラ全体に目が移り、よく見ると鎖で捕まっている感じにいってくれればいいなぁと思ってやってみた。
ただ、この強い色調差は結構きついので、何枚も同じようなものが続くと、印象よりも、わかりにくさが目立つと思うので、差分絵を進めるうちにこの差を弱くしていって、明るさを注目ポイントに移すのがいいのかもしれない。この辺は要検討となる。
感想
絵の作成に対して、この加工自体は10分くらいでやったので、結構お手軽にできたと思う。ちゃんとやろうとすると、陰ができる部分の検討や、その光源となる部分の正確な配置などを検討して、光とオブジェクトの距離と光の反射面をグラディエーションを考慮した色の塗りをするのが正解だと思うが、そんなことやったら何時間もかかるだろうから、ささっとやる方法としてはこれで正解なのではないかと思う。
・・・というわけで、一枚完成!これをテンプレートにして差分絵をしこしこと作る。
よしよしと自己満足に浸るが(実際いい絵なのかは別問題として)、予定していたスケジュールからかなり遅れていて、本体完成まではまだまだになっている。早くどうにかしないと( ^ω^)・・・
完成する!きっと完成する!と思って、賽の河原で石を積む感じである。
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