表情の印象は元の顔だけでなく、その変化が大きく作用するのではないだろうか。そこでその変化とエロさを考えてみた。
(今週の一枚)秋の魔術教室(pixiv)
前回は顔の角度を固定して、キャラクターの表情を考えることでエロさを出そうとした。表情についてはキメ顔(キメ角度)があり、瞳を中心にパーツの大小が印象を大きく左右することが分かった。今回はその表情にさらに別の変化を付け加えることでエロくなるかを考えてみる。
作成途中のCG集の絵を使って顔のエロさが伝わればいいなぁという記事
キャラ時間と変化
エロい顔を作るうえで大切なことは変化である。当然「日常時との差」が大きいほどギャップが生まれる。
地味なのに彼氏の前では…とか普段はキリッとしているのにいざと言う時ふにゃっとなるなど、キャラクターの設定をしっかり作って話を進めていけば、顔の表情と共にエロさが増すはずである。そのため、日常の顔と言うものは結構大切で、それが次のエロステップへの助走になるともいえる。
うまくセリフやシーンを組み合わせることができればグッとエロくなると思うんだけど、その日常をどう作るかが問題となる。
立ち絵を考えると、できるだけ綺麗にキャラそのものの印象を当てはめることが普通のお話では重要だが、エロに限っては上で書いた「このキャラがエロくなる」と言う変化が織り込まないといけない。そこで、今回は時系列を増やして、1、ずっと昔 2、今の立ち絵 3、それがエロに進む…というホップステップジャンプを意識してみた。
パッと見ただけで、昔と今は色々あったことが分かり、ちょっとお話に深みが出るのではないかと思う。こういった絵はエロ絵の導入になるので、もし、エロ側が大した変化でなくとも、このキャラが変わってしまうということを印象づけられれば価値のある立ち絵になるんじゃないかと思った。
アイテムでの変化
女の子の顔周りはまずパーツを強調する化粧があり、イヤリングやピアスなどの光物などで顔が構成されていて、その中心に来るのが瞳になると思う。つまり真ん中に向かってキラキラが集中してると言える。その変化を考えると、エロの場合、瞳がもっとキラキラしたり、逆に、一気に光を失えばエロさが増す。アップダウンの輝きの変化と興奮が表情の大きな部分を担っているからなのだろう。
だから如何に読者の視線を瞳に誘導できるかどうかでキャラのイメージが違ってくるし、つかんだ視線をキラキラ変化でさらに煽れば当然エロさもついてくると思う。
アイテムを使ってその表情に変化を作ろうとすれば色々あると思うが、上の考察を採用するとすれば、エロにおいて、目、特に瞳周りの光を変化させるものが最も大切な道具となる。
そこでそういったアイテムを探すと、メガネとアイマスクに出会う。マジックアイテム的なものや髪、髪飾りを加えることで、目線を遮るのも重要だし、その遮られた光がエロによって取り去られた瞬間がエロポイントアップの瞬間になるのではないかと思う。
アイテムを使うことで顔の表情は大分抑えられるが、変化を考えると、それらを取り去った際の印象が増すのではないかと思う。メガネフェチの人もいると思うが、エロに関してはやはりメガネがずり落ちるような変化を優先したほうがエロさは増すと思う。
汗や汁の変化の評価
先ほど瞳にキラキラを集中させることで表情や感情の強さを印象ずけられると書いたが、エロシーンの場合、色々なところがびしょびしょになったりキラキラしたりする。
行為がどんどん進むとそれを印象付けるようにそういったキラキラがドンドン増してくる。
その中で表情とエロをさらに強化するためにはどうしたらいいのかなぁと考えると、一つはもうびしょびしょぐちょぐちょにしてしまえばいい。
青い顔が赤くなったり、よどんだ瞳が輝くことで感情の変化を伝えられるのだから、時間的に前と後を意識すると黒→白の差が大きければ大きいほどエロいということになる。画面全体をキラキラさせて煽りまくればいいエロい絵なんだろう。
その際、顔もそこら中ビカビカさせてしまえば勝手に読者がこのキャラは興奮してるんだなぁと解釈してくれると思う。ただ、それを何回も繰り返すと当然飽きられてしまうし、それ以上のドキドキ感をアピールできなくなってしまう。キメ時に使えば最高であるが、使いすぎると逆効果になる。
そこで、もう一案出してみる。
キラキラを一番欲しいところに絞ってあまり白を入れず、絵全体を黒く締めることにする。上の絵の場合は顔で閉じた瞳のみを輝かせることで中心点を作って、その他を見せないようにした。よく見ると嫌そうな顔をしているが、その中でも瞳にエロさを意識させることができるんじゃないだろうか。
この絵を起点として、目を開けさせたり、さらに汁を増すことで興奮を作ることができるのではないかと思う。
つまり、最初の絵の中でコントラストを作って瞳に意識を集中させて、そこからさらに汁(白)を加えて大きく変化を作る感じである。空間と時間を分ければエロさが待るのかもしれない。
エロい絵は1枚絵として見るか、差分絵の連作として見るかでそのエロさは大きく変わり、一枚絵のみとして見ると汁多めの方がエロく映るが、連作として見ると量をコントロールしないと差が生まれないので、エロくならないと思う。どちらを取るかはシーンに寄るんだろう。
まとめ
エロの「変化」を考えると色々なパターンが考えられる。
キャラの時間、場所、追加アイテムや一枚絵での差分をコントラストを弄るだけでも変化が生まれる。
その差をうまく組み合わせればよりエロい表情を作れるはず。
終わりに
10月は全く動けなかった(;´Д`)
思い出す意味も込めて描いたけど、少しはエロくなるのだろうか?
まだまだエロ素人である(^ω^)
☆エロ同人CG販売中

