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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

花粉症と戦う

鼻がむずむずする・・・。そう、今年もこの季節が来た。恐ろしいことに鼻水がヤバい~、頭がボーっとするなどして奴らは人間性を奪わってゆくが、ある程度対策をすれば何とかなるので、自分なりのそれを書いておこうと思う。

 

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(今週の一枚)植物にとっては恋の季節(!)だが、我々には・・・(pixiv

 

 何にも知らずに対策をしても効果がないし、間違ったことをして逆に症状を悪化させてしまったら身もふたもないので、今回はすごく簡単になんで花粉症になるかと、その簡単な理屈を基に日々ちょっとしたことを気を付けることで、奴らの攻勢を防ぐ方法を書いておこうと思う。

 

※目次※

 

簡単な花粉症の理解

 花粉症をちょっと調べると免疫系の過剰応答やアナフィラキシーショック、抗原抗体反応、肥満細胞やIgE抗体などなど…単語を並べるとはっきり言ってなんのこっちゃ?となる。長々としたサイトや論文を読んでも理解した気分になるだけで、鼻水は止まらない。そこでなぜ花粉で鼻水が出るか、なぜ鼻水が止まらないかを簡略に描いてみた。

 

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花粉が粘膜(鼻の穴、口の中、ケツの穴などデリケートなところ)にくっつく

花粉をヤバいやつだと体が思ってここから出ていけ!と鼻水を発射

花粉は粘膜に居座る(鼻水では除けない)

体の内側に入ってきたと勘違いして、発熱や超鼻水

 

ということで、徐々に症状が悪化する原因は粘膜から花粉が除かれないこととなる。

 

具体的な対策

 さて、絵にしてみるととても簡単で、居候(花粉)がなにをやっても出ていかず、家主(体)が最終的にかんしゃくを起こすということである。…であれば、我々はどう対処すればいいか?というのはやっぱりとても簡単で、粘膜に花粉を付けないこと粘膜に花粉が付いたらできるだけ早くそれをはがすことである。

 対策については、基本的なことからいろいろと書いてみたい。

 

基本的にやること

 下で色々書くが基本的にやることは単純で、洗うことである。ではどこを?というとまずは手と顔である。

 手はいろいろなところを触るので、花粉が漂っている状態では、どこかしらからつかみ取ってしまう確率がとても多い。そして、花粉の付いた手で鼻をかくと… クシュン(**´ >ω<)゙;`;:゙; となるので、気を付けたい。

 顔は感覚器と粘膜があるので、直接の被害者となる。だから、その中で優先的に洗うべき場所は粘膜のある目、鼻、口となる。口はうがいを数回繰り返せばいい(他よりも防御機構が強い)が、鼻はあまり奥までやらないにしてもしっかり鼻の中を洗うことを気を付けたい。また、鼻と目の間は意外と花粉が溜まりやすいので注意である。

 なるべく早急に力強くごしごしっと洗いたいのは山々であるが、粘膜というものはとてもデリケート(敏感で弱い)なので傷がついてしまうと、別の病気になってしまうから、粘膜はなでなでしてやろう。

 洗う際の注意は、必ず石鹸で洗うことである。上の漫画でも描いたが、花粉が一度くっつくとなかなか離れないことがこの病気の主な原因である。ただ水で流しても、ゴシゴシこすっても花粉は除かれない。むしろ刷り込まれるのかもしれない。ただ、粘膜はやっぱりデリケートなので、石鹸は人によってはとても痛い。この点は各自で量を調節して自分に適量を見つけてもらいたい。いずれにしろ、鼻水が花粉を流しきれないと同様で、水洗しても花粉はピタッとつくとなかなか取れないので、シャボンを作ってどこかに一緒に飛んで行ってもらおう。

 

マスク類に注意すること

 様々な対策グッツがあるし、値段の高い割には効果がないものもあるが、ここではどうやって装備をつけるかに焦点を絞ってみる。

  マスクはかなり有効なもので、口と鼻を覆ってくれるので、花粉の粘膜への接触を物理的に防いでくれて助かる。使い方に難があるが、防塵マスクやガスマスクなどを装備すれば外部の花粉の接触を限りなく0にできる。

 しかし、使い方を間違えると逆に悪魔の兵器になる。それは花粉が付いた状態でマスクをつけることである。外部との接触を妨げていることは逆に言えば、内部にいる花粉は外に排出できないことを意味している。例えば、大きく何度もくしゃみをしてもマスクの中に花粉はとどまってしまい、内部の花粉を営々と循環させることになり、地獄の完成である。

 つまり、付ける際にはまず鼻口を洗い、外出中の装着は濡らしたチリ紙でも何でもいいので、患部を必ず拭いてからマスクをつけるべきである。

 これは最近出てきた鼻腔クリームやレンコンマスクなどの場合はもっと重要で、まず鼻の穴を石鹸で花粉を洗い落としていないと、クリームを塗布した際、残った花粉がそこに固定されて、何をしても絶対取れない状態となり悲惨なことになるので、気を付けよう。

 

帰宅したときにすること

 花粉をいっぱいつけながら家に帰ると、外着についたやつらがふわふわと家中に拡散する。それを防ぐためには、入り口で体を軽くはたくことも大切かもしれないが、上で述べた様に服からも簡単には花粉は取れない。どうしても外着から内部への侵入を許してしまうので、一番有効なことは外着と部屋着を分けることだと思う。

 玄関でさっと服を脱ぎ、ジャージに着替える!数分で済むだろうし、これがかなり効果的である。その次にさっと手と顔を洗う。その際、髪の毛の洗いたいが忙しい時は濡れた布きんで、さっと撫でるだけでもいい。大切なことはなるべく外から花粉を持ち込ませまいという意識である。

 防疫を考える際、最も問題となるのはキャリアとなる感染した人間の扱いであるが、逆にそれを上手くコントロールできれば、病気はある程度コントロールできると思う。それに準じて考えよう。

 つまり、「ごはん?お風呂?とれともあ、た、し?」なんていうが、花粉症を考えれば、風呂一択なのである。鼻水を垂らして頭がボーとした夫なんて嫁が嫌だろう。

 

空気清浄機の使い方

 文明の利器、空気清浄機は素晴らしい機械である。しかし、その構造は何十年も変わっておらず、簡単に言えば、扇風機の風を和紙にあてるものである。一方で、なんたらイオンであるとか、脱臭とか、自動検出とか新機能を謡っているが、正直に言ってなんの科学的裏付けはない。つまり、これらの機能は気分である。

↓一例

マイナスイオンを謳った商品の実態−消費者及び事業者へのアンケート、学識経験者の意見を踏まえて−(発表情報)_国民生活センター

 

 ではこういったインチキ機能に騙されずどうやって使えばいいのか?それはこの機械の限界を知り、その上で使うことだと思う。

まず下のポンチ絵では四角い部屋をイメージして空気清浄機の位置をみる。

小さな□を空気清浄機、赤丸がセンサー範囲、水色を空気が動いている範囲とする。

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Aのように部屋のど真ん中にあれば、部屋のほぼ全域をカバーできるが、普通、部屋の真ん中に置かないので、どうしてもBのように部屋の隅に置くようになるだろう。そうすると各種の範囲が限定され、機能の3割も働かないことになる。

 メーカーはこのどうしようもない問題について色々言い訳しているが、物理的にどうしようもないので、使い方を工夫するしかないので、自分なりの解決策を書いてみる。

 

1、自動機能を切り、つけっぱなしにする

 今の機械の多くに自動調節機能がついているが、空気清浄機にはこの機能はマッチしないと思う。理由は簡単で、いくら正常化しても少し人が動いた程度の変化で空気の状態は大きく変化し、センサーは上手くそれに対応できるとは到底考えられないからである。

 図のBを見てみよう。水色の部分の空気を循環させてうまく花粉を取れるかもしれない。この循環範囲ではセンサーは機能し、風量を弱くする。しかし、部屋の多くを占める白い部分では空気は循環せず花粉は取れない。その状態で風量を弱くされるとますます花粉は部屋に溜まっていくだろう。それは非常に問題なので、この自動機能を切って、風量は常に中くらいで固定すべきだと思う。

 もちろんこれは空調のカバー範囲が不適切に小さいから起こる問題であり、部屋の規模より大きな空調やモーターを持っていれば問題ないが、8畳の部屋に20畳用の空気清浄機を買ってくる人がいるだろうか?…そういうことである。

 だから、設定を中に固定して、朝晩ずっとつけっぱなしにして、人の出入りがあってもなくても常に環境を維持するようにする。

 

2、扇風機を置く

 空気清浄機の中身を見ると、扇風機とフィルターが入っている。ほとんどの場合、それ以外は入っていない(入っていても無意味)非常に簡単な構造である。部屋が大きくなれば内蔵の扇風機を大きくして販売しているようである。

 B図のように配置するといくら空気清浄機の風量を大きくして、つけっぱなしにしても部屋全体の空気を動かすことはできない場合がある。例えば、部屋に色々なものが置いてあったり、空気清浄機との間に何か物が置いてあると、空気はこもってしまう。そのくらいこの市販の機械のファンは弱い。

 そこで、その空気の動きを外部から補助してやる。登場するのは夏に使う扇風機である。配置に関しては、できれば空気清浄機よりもなるべく離し、B図であれば対角線の反対の辺に置けばいい。これは部屋全体の空気を動かすことを意図しているので、部屋の各所で手をちょっと上げてなんとなく風を感じることができれば大成功である。

 

 それでもひどい鼻炎になった時

 残念ながら対策してもうまくいかないことはよくある。緩和できても完全にブロックはできないし、こういった対策を怠って漫画の4コマ目の様に鼻水ドバーになるかもしれない。そういったときには迷わず薬を使おう。

 さて、この「薬を使う」で最も優先する効能は何であろうか?というと、自分は熱を下げることであると思う。花粉症の症状は鼻水、涙といった粘膜についた異物を排除することと、体の中に異物が入ったと勘違いしたために起こる発熱などの応答である。一度この過剰反応が始まるとなかなかこの免疫応答は収まらない(少なくとも1サイクル2時間は見ないといけないだろう)。ただ、洗浄によって花粉を除いてしまえば、症状は徐々に収まるので、その復帰を助けるために薬を使うべきであり、その最優先が解熱であると思う。

 熱があるという状態は一般生活にとても支障を及ぼすし、解熱はこういった応答反応のリセットには必要不可欠な機能であるが、人によってはなかなかうまくバランスが取れない。そのため、意図的に一時に熱を下げてやるのである。

 方法は解熱剤でもいいし、濡れ手ぬぐいを首元(胸側)の血管やおでこを冷やすのでもいいし、水滴をびゃっと顔にかけるのでもいい。とにかく頭に運ばれる血液をほんの少し冷やしてやるのである。

 

終わりに

 これらはちょっと気を付けるだけでいいが、注意しないと忘れがち(特に鼻水が出て意識がもうろうとしていると無理)になるので、余裕があるうちに習慣としてやっておけばいいのでは?と思う。

 やっていることはくだらない豆知識程度なことだが、やっておけばかなり症状は緩和できると思う。

 

 ボーとして一日を無駄にしたくないし、すっきり毎日を過ごしたいが現代人にはなかなか難しい望みなのかなぁなんて思った( ^ω^)・・・

 

☆同人CG販売中

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