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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

シャレ乙なキャラ作りへの道

はっきり言おう!自分にはファッションのセンスがない!だから、おしゃれなキャラがなかなか描けないが、嘆いていてもくだらないので、問題点を追って解決策を探る。

 

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(今週の一枚)宇宙も卒業シーズン(pixiv

 

 

問題をあさる

なんとなくブーたれても問題は見えないので、比較の基準を作ってそこから自分のキャラ絵にダメ出しをしてみる。

 

ファッションとワンポイント

 3月に入ると初春の雰囲気と卒業シーズンもあって街の彩が明るくなる。それに伴って色々な服装のコーディネーションやアクセサリーなんかが目に付くけど、そういったものをイメージして、いざ描こうとするといまいち上手くいかない。

 最近目立つのはワンピースで緩く体全体を覆った服で、体型を意識させないような作りをしているデザインではないかと思う。バブルのころのジャキジャキとしたものやパツンパツンの体系がもろに見えるものからすると、とても優しい印象がある。

 そんな緩い服装にはワンポイントの模様であったり、装飾品がポンとあって、それがずいぶんと目を引く。カジュアルに街歩きをする際、コテコテにアクセサリーを付けず一つか二つで気軽なおしゃれをするが、そういった気楽な感じから生まれたデザインかなぁなんて思う。

 そういう視点で自分の絵を見返すと、ちょっと不必要に華美なアイテムが目立つ。

 もちろん、「絵」であるのだから、誇張や強い印象は必要であるが、中心点のない飾りつけは印象を散らしてしまうだけで、意味がないのかもしれないと思った。

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↑色々頑張ったがどこが飾りの中心かという疑問がある。

 現実的なワンポイントファッションから見える自分の絵の問題をあげると、この辺の統一感やキャラからイメージが連想できないのことが難点かなぁと感じた。

 

髪の毛とボリューム

 年を取ってくるとみんな禿げてくるが、絵の中のキャラクターは好きなように髪を盛れる。最近のキャラデザインでは当然のようにモリモリと髪を盛っているが、バランスのよく、見栄えのいい髪型や髪量はどの辺なんだろうと考えると、個々人で好みは違い、なかなかうまい答えが出ない。しかし、全体的な好ましい傾向は見えてくる。

 

beauty.biglobe.ne.jp

「萌え」を一例として見ると、ファッション的には髪型自体は千差万別だし、顔の形で良さは変わってくる。ただ、すくなくともわかることはボリューム感を優先して、長めの髪が多いように見受けられた。これは漫画やアニメにおいても同じような傾向があって、横幅で頭蓋骨の1.5倍くらいの大きさの前髪、側面の髪が顔の前提となっているのが今の流行りのようである。そのベースにおさげであったり、エクステを付けているようで、このサブパーツについて様々なパターンを作って、髪型のアレンジをしているように見える。

 逆に前提となる前髪のボリュームがないと、萌え絵でなくとも目の大きいキャラは歪に映ってしまい、不気味の谷に堕ちてしまうのかもしれないと感じた。

www.foxmovies-jp.com

 ・・・と思っていたが、どうもそのバランス感は少し修正したほうがいい。

 映画銃夢を見ると、目の大きさと髪の毛を含めた顔の大きさのバランスが、可愛さとそれっぽさを作っていることがよくわかる。この映画では意図的に目を大きくして顔全体のバランスを崩して異質感を演出しているが、それを反面教師にすれば、目を大きくデザインするなら、髪のボリュームを大きくとってバランスさせて可愛さを出すことができる。つまり、大切なこと、修正点は顔自体の大きさではなく、目と髪の大きさとそのバランスではないかと言う点である。

 そういう意味で自分の絵を見返すと顔の形や瞳が完成していも、前髪のボリュームが不足しているものが多かった。そのため、頭の印象が小さくなったり、若干歪んだ印象が見え隠れしている。エクステをいくらくっつけても、基本となる瞳と前髪のバランスが悪く、全体のイメージが崩れる傾向がある。

 このバランスは要チェックだなぁと思った。

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↑まぁまぁの出来だけど、顔が怖いのは”前髪”の盛りが足りないせいだと思った。

 

現実と絵のアクセサリー

 絵を派手にしようと思うと、カラフルにしたり極端なパースを取るのかもしれないが、それを彩るアイテムの存在も忘れてはならないと思う。

 属性にかかわる衣服ならそれにリンクするアクセサリーは大切だし、服のみだと印象画とても薄くなってしまう。例えば、電車に乗ると朝はフォーマルな服装と情報端末のスマフォとかばん、駅員なら制服と帽子に手袋なんかがあるし、職種や属性に特徴的な服装とアイテムが存在する。

 これをそのまま書いてしまうのも一つの手であるが、デフォルメしたり大げさに描くことはアニメやゲームで大切な特徴付けの技法だと思う。

www.dmm.com

 アニメや漫画では、アイテムを極端にしてキャラを際立たせる。よく目立つのは兵器系で女の子に武装させるものじゃないかと思う。10Kg以上ある大型ライフルを軽々と持って片手で打ったり、体の一部分に鉄板をちょっと貼っておしゃれしている。 

 艦これを初めて見た時、兵器好きの人たちが怒るんじゃないかと思ったが、むしろ好意的に艦娘たちは受け入れられ、長々と課金の続く有料コンテンツとなった。こういった漫画的おしゃれ感を大切にしている人たちは絵に対して、兵器の実用面や機能美と言った現実性よりも、見栄えを最優先するんだなぁと驚いた記憶がある。

 ここからわかることはイメージのポイントをいかに抽出するか、場合によって本来の意図を無視してでも、デザインに落とし込んでしまえば、現実的にどうであろうと、ぱっと見た瞬間にそれと分かればいいというものが好まれるという点である。

 この点は自分の弱点であると思う。描いていると、このペンダント付けると刺さらないか?とか、重くて持てないかも?なんて考えてある程度適正な大きさや形に直してしまうことが多いので、完成図はそれっぽくはあるが、面白みのないデザインにおちついてしまう。

 もっと自由にあり得ないものをオプションとして付けて、印象を引き上げる工夫が必要なんだろうと感じた。

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↑魔女的イメージはあるが、極端なアイテムの強調がないので、色の割に地味

 

ダメ出しからの改善

3方向から問題をあさると、意外とへこむが何が悪いかがよく見えた。

改めて箇条書きにすると

 

  • キャライメージとデザイン
  • 瞳と髪のバランス
  • アイテムの強調

 

と言うことになる。

 見返すと、やはり築城的に絵を描く癖があるために、十分な絵の印象を積み立てることができないのでこういった事が起こるのだろう。もう少し各部分の調整や描き始める前にイメージを固めて作業に張るべきと言う答えが出てくる。

 

 今一つ抜けた作品が作り切らないのもこの辺のイメージや方向性が見えてこない点が問題なのかもしれないと分かる。絵の技法と言うよりも、テーマ性なのかなぁと感じた。

 しかし、逆にテーマを作れば、おのずとファッションも収束ていくるかもしれないという希望もある。

 

終わりに

 自己批判からの自己解決なので、なんか微妙な記事になってしまったが、こういう見返しは折に触れてやっておくことは大切かなぁと思って書いてみた。

 出来るかどうかは別にして、超一流(笑)には必要なことだろう。

 

 

 

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