今年も花がむずむずするシーズンがやってきた。自分なりの対応策をアップグレードしたのでそれを書いておこうと思う。
(今週の一枚)猫が見つからない(pixiv)
基本的戦略
基本となる方向性は以前書いたようになる。
要点を書けば
室内に花粉を持ち込まない
体(粘膜)から花粉を排除する
排除後にケアをする
となる。
この意識があればなぜ急にくしゃみ鼻水が出るのかわかるし、対応も比較的楽にできる。人によって色々と対応方法があると思うけど、基本的な概念があれば自分なりに合った方法を作り出すことができるんじゃないかと思う。
洗い方
以前の記事では鼻や粘膜についた花粉を石鹸で洗い落とせばいいと書いた。しかし、界面活性剤であっても適当に洗うと花粉はなかなか剥がれない。そこでもうちょっと知恵を絞って洗い方を考えてみる。
鼻の内部の形はくねっとしていて奥はとても複雑だ。そこを通っていく花粉は鼻の奥の粘膜まではほとんど行かず、鼻毛が生えている部分(鼻前庭)に多くがたまる。しかし、ここに想定以上の花粉が来ると奥の鼻粘膜→鼻甲介まで来てしまい、くしゃみが止まらなくなる。
そこで、対応策としては奥に花粉が届く前にキレートする鼻毛部分(赤・オレンジ部分)をしっかり洗って、たくさん来ても防御できるように準備しよう・入った花粉をできるだけ除こうということになる。
鼻の形、手指の動きを勘案すると洗うことができる部分は限られているが、図の赤い部分のような鼻の奥ではなくて鼻先と鼻の穴の間部分の隙間に洗い残しが多い(指は売頭側と胸側を向くから意識しないと正面方向には意識が向かない)。この辺を鼻くそをほじるみたい指を回転させて撫でてやると綺麗に洗浄することができてすっきりする。使う洗剤は石鹸より手洗い用の泡シュッシュが効果的で、特に専用の商品を買う必要はない。
洗う際は鼻を泡で撫でてお湯で流す行為を数度繰り返せばいい。あまり鼻奥を洗うと粘膜が傷つくので指を奥に突っ込むのは控えた方がいいだろう。眼の粘膜については眉、まつ毛部分をしっかり泡で洗った後、目の内部はお湯でゆすげはかなり綺麗になる。
花粉の付きやすさや付着状況を考えると、洗うタイミングは朝起きた際、外に出う直前、帰宅時が一番効果的だと思う。
ごしごしこすると鼻にダメージを負うし、ちゃんと撫でないと花粉やゴミが落ちないので自分の鼻の形に合わせて洗い方を考えるべきだろう。
洗った後の対応
花粉症対策商品は様々なものがあるがほとんど効果がない。それは簡単な話で、いくら防御しようが抑えようが粘膜に花粉が付いたままで対策品を体に使うと、花粉症の反応を促進しつつ、対策品で抑制するということになり、全体の反応を押さえることができないからである。非常に無駄なことをしていることが分かる。ついた花粉を除かない限り免疫反応がずっと続き苦しむことになるので、こういったアイテムを使う前にまず洗浄である。その上で、対策品を見ると…理屈上、洗う以上に効果のあるものは少ない。
では、その後のケアはどうすればいいのかと考えると、2通り考えられる。
1つは洗った後、花粉が付かないように処理をすることであり、もう一つは免疫反応が激しい際(くしゃみ鼻水が止まらない)場合の対処である。
洗浄後のケア
いくら洗ってもまた花粉はつく。だから、花粉が付かないように水おけに顔を漬けたままにしたいし、お風呂から出たくないだろう。まぁそうもいかないので、洗った後、顔やケツの穴に花粉が付かないようにするにはどうすればいいかというと、実はかなり有効な手段がある。
ワセリンである。
鼻や目の中に花粉が到達する前に、ねばねばで花粉を取ってしまおうということで、これがかなり効果的だ。副作用もほぼ存在しない。以前、同じようなアイデアで分子的に荷電している物質を鼻の穴に塗って花粉をはじくなんて医薬部外品があったが、超高額(5g4000円くらい)だったのを考えると、コスパもかなりいい。
自分のお勧めは、顔を洗った後、鼻と目の周りに塗って、鼻の中の鼻毛が生えている所(鼻前庭全体、奥の粘膜には塗らない)に塗ってから、眼鏡とマスクをする方法であるである。室内ではほぼ炎症は抑えられるし、外に出てもほとんど苦しまない。
過敏反応時の対応
この季節、やべぇ鼻水止まらない( ;∀;)…なんてことがある。花粉症の薬を飲んでも効かない…なんてこともよく聞く。
こういった鼻水ずるずるで多くの人に共通する点は重複反応であるという点である。例えば、自分の場合、衣服のほこりに対する強いアレルギーがあり、花粉症が重なると相乗効果で行動不能になる。この症例を見ると、花粉症専用の薬を飲んでも別のアレルギー反応が続き苦しむことになる。
こういった鼻水ビロンはあくまで何かに対する「応答」であるので、その元を除かないといつまでも続く。だから、大前提は先ほどから言っている通りそれらを洗い流すことになる。しかし、例えそれを取り除いたとしても、反応がオーバーフローしている状態(洗わずずっとそのままでいた場合やたくさんの花粉を浴びた場合)だと、鼻水はなかなか収まらずしばらく堪えないといけない。
その際の対応は炎症反応をまず抑える必要がある。具体的には冷やすか薬を飲むことになる。
注意点はこういった炎症が止まらない症状の場合に花粉症専用薬はあまり効果がないことだ。標的薬は限定された状態に効果があるものでそれ以外には効かない。病気の初期において多少炎症が出た程度なら非常に効果的なものなのだ。しかし、先ほど言ったように、くしゃみ鼻水ドバドバッとなった過剰反応が続いた場合、限定された機序を超え様々炎症反応が同時に誘引されているので、ひとつ止めてもその他を止めることはできない。また、相乗で炎症を起こしているケースが多々あるので、花粉症だけを押さえても意味がない。使い時が限定されている専用薬の悪いところが出てしまうと言える。
そこで一番いい抗炎症剤・消炎剤は何かといえば、作用機序がちょっとアバウトな薬剤が入っている「風邪薬」が有効である。
自分はパブロンSゴールドW錠を使っている(比較的副作用が弱く安価で汎用性があるから)が、強すぎ(弱すぎ)ると言った個人差があるので、自分に合った消炎剤を常備しておくことをお勧めする。
また、ステロイド系抗炎症薬はお勧めしない。効果は抜群だけど、用法容量を厳密に測らないと副作用が強くその後の体調不良原因ともなりかねないからである。
終わりに
あくまで対処策だから、完全に治らないけど結構楽にはなるんじゃないかと思う。やっと春になって暖かくなったけど花粉は嫌嫌だよね。
いい天気だけど、なかなか楽に生活はできないものだよね(^ω^)
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