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体温と病気

【オリジナル】「七夕とパンダ」イラスト/ニッペルフ [pixiv]

↑パンダは風邪をひくのかな?

 

 梅雨がそろそろ開けそうで、さっそく酷暑がやってきた。
 この季節になると人類の3大発明の一つ、クーラーのおかげで何とか生きていけるが、
どうしても体調がすぐれなくなる日が来る時がある。
 俗にいうクーラー病だが自分の対処法を考えてみるとやっぱり体の一部分の体温を上げるのが一番いいんじゃないかな?と思う。
 この方法は経験論的なものでどこまで他人に通用するのかわからないが、軽い気鬱や鼻炎や腰痛なんかに応用しているので、これを考え付いた経緯なんかを書いてみることにした。

 


 もともと自分はひどい鼻炎持ちであった。これが難しいもので病院に行っても有効な薬もなく、高い漢方薬を飲んでも効かずに一度発病すると鼻から涎のように鼻水が出続けてまともに考えることができなくなったりしていた。
 程度に差こそがあるが、200枚入りのティッシュ箱が1日でいくつも必要になって、一日中微熱と鼻水と涙が出続けて最終的には動けなくなるという生活に支障が出まくる不治の病だと思っていた。

 正直、偉いセンセイに調べてもらっても全く原因不明で、出てきたセリフはあきらめず頑張ってください(ニッコリ)という感じだったし、出来の悪い医者に言わせればアレルギー性鼻炎ですね~(アレルゲンはわからない)なんて適当な診断をされたりもした。
 こうなると、他人を頼ってもどうしようもないと思い、謎の病気を治すために自分をサンプルと考えて原因を探ることにした。
 自分の生活状況と初期症状から重症化までを第三者視点で観察してみるといくつかのヒントが見えてきて、症状の傾向と頻度が分かり予防方法と発病時の対処が確立した。

 症状の変化を追うと、風呂に入ったり、温度差の大きい場所に移動したりするなどの体温が一時的に3度以上変化すると症状が出始め、それを1時間以上放置すると一気にそれが加速度的に広がることがわかった。

 つまり、原因としては急速な体温変化が発生するとそれを元に戻すだけの能力がないという点であった。
 また、その状態をリセットするような機能も弱く、そのためダムが決壊するように発病すると止まらないということであった。

観察から推定していろいろ対策を試してみた結果、

予防方法は髪を短くして、少しでも寒いと思ったら一枚上着を着る。

発病時は少し高ドーズの抗ヒスタミン剤を服用して襟の高い服を着て首の根元を温める。

ということになった。
 分かってみれば非常にくだらない方法であるし、意識の片隅にこのことを入れておくだけですぐに対応できる簡単なものである。

 自分の体の欠点が分かればその他の心身の問題も応用できるかな?、もっと温める位置を正確に特定しようと思って試してみると、予想外にうまくいった。

例を書いてみると

 

それぞれの病気とあっためる場所
気鬱・・・胸元、鎖骨から首の根元
鼻炎・・・頭の裏、頭と首のつなぎ目
腰痛・・・背中と首

クーラー病・・・胸元と頭の裏

 

という感じになった。
 結局、アレルギー物質による過剰反応やウィルスによる風邪などの外来性の物質への応答でなく、体温維持能力という恒温動物として基本的な機能の欠如というなにやら爬虫類みたいな体なんだなと実感した。
 まぁそれはそれとして、この体温維持の不調によっていままで様々な問題を抱えて十分に実力を発揮できていなかったということがわかった。
 逆に考えれば、ポンコツな体の状態を理解してうまくコントロールできれば、ある程度の行動規範もできるし、必要に応じてある程度の無理ができたり、生活が著しく改善した。ビバQOLである。

 


 さて、観察と実験が成功したのでこれについて少しだけ考察してみる。

 重要なことは体全体を温めのではなく、上記の場所をピンポイントで温めて大きな効果が上がるという点である。
 それぞれの保温部分を見ると、甲状腺であったり腎臓、副腎皮質であったり、ホルモン分泌を司る臓器が集中している。
 この臓器群が低温になることでホルモンのバランスが崩れて体全体の恒常性が崩れてしまうため、ドミノ式に自律神経の失調や免疫応答の過剰反応が起こってしまうのではないかと思う。
 では、これらの臓器自体の機能そのものに欠陥があるのかというと、日常生活や運動をしたりしても特に問題がなく、温度変化にのみ大きく代謝が阻害されていることを考えると、それ以外の支持組織の問題や遺伝性の疾患が考えられる。
 間充織や脂肪組織などの予備的な部位も考えることはできるだろうが、一番の候補は血管の問題なのではないかと思う。
 血圧の維持を考えた際、心臓のことも頭の隅に浮かぶが、症状が劇症化しても意識やその他臓器の異常が見られないことから全体の循環器系のシステムそのものの異常は考えにくい。大きな循環システムよりもより部分的な血液移動を考えると、血管そのものの径や伸縮率が一般よりも低いために、局所的な低体温状態において末梢神経の情報伝達がうまく機能しない場合、臓器への糖や酸素の供給が著しく滞ることで臓器の機能低下を誘引しているのではないかと考えたほうが合点がいく。

 この一時的、部分的な虚血状態によってみられる状態は、一般の診断や手首などの比較的大きな血管の脈拍は正常であるためにほぼ発見されない。
 そのため体全体として「正常」と判断されるが、血液循環の末梢部においてのみ「異常」となるため「原因不明」になるのだろう。
 なんとなく仕事をしている医師は一応の結果として「アレルギー性」といったいかにもありそうでない、お茶を濁したような診断結果を見せて患者をけむに巻いたり、いかにも仕事をした気分になっていたのかもしれない。

 

 ちょっと話が飛躍しすぎるが、軽度の躁鬱や若年性の神経障害なども脳それ自体の異常というよりもこういった支持臓器からのホルモン分泌や体循環などの恒常性の異常から来る2次的な症状なんじゃないか?なんて思う。
 もちろん、「じゃないか?」であって、遺伝的な因子や強度のストレスなどの外来性の因子を考えなくてはならないが、ちょっとしたコツ程度には見てもいい気がする。


ということで、体の一部分をあっためるだけでだいぶ生活は楽になる。

クーラーつけて全裸で腹巻と首巻をする!これ最高。

外に出たら逮捕だな( ^ω^)・・・

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