年初めからバタバタしてなかなか筆が持てなかったが、少しずつお絵かきを再会している。その際に感じたことを書き留めておくことにした。
(今週の一枚)半分くらい完成(もう一声)
バタバタしているとなんだかんだでお絵かきする時間を取ることがなかった。ぼんやりしていると1か月くらいたっていたりする。でも、そろそろやろうかぁと思うと、なかなか筆が進まないものである。
今月は久しぶりの作画をしたが、今週の一枚で示したように半分くらいしか作成が進まなかった。なかなかの遅さだ。まだゆっくりペースだけど、再開してどの辺を苦労したかや過程に加え、その後の方針をちょっと考えたので、忘れないように書き残しておこうと思う。
パースをどう利用するか
ちょっと奥行きのある絵が描きたかった。自分はそういう時にある距離ごとに絵を描いてそれを何層も重ねて厚み・奥行きを出している。今回はそういった手間を省いて一層で描いてしまおうと思ったので、中心点を少し中央からずらして(上の絵だと絵の外の右上が中心点)斜め奥に絵が広がるように作成を開始した。
しかし、このパースの置き方がまずかったみたいで、たくさんのキャラがいるシーンではその遠近感がうまく働かなかった。原因はキャラの配置だ。奥に行けば行くほどキャラが小さくなるべきなんだけど、キャラの大きさがそろっておらず大きな狼男が奥にいると手前にいるキャラと同じような大きさになりだまし絵のような遠近感になってしまった。
パースにおける奥行きを有効に使うにはやはり大きなものを手前において、より小さなものを奥に廃止して遠近感を強調したり、奥にとても大きなものを配置してその他のオブジェクトやキャラをできるだけ小さくすることで、相対的な大きさを際立たせるべきだった。
はっきり言って基本的なことだ。強調したいものは色々な方法で強調を重ねて印象を強くしないと作品の意図がぼけるなんて当たり前のことだろう。構図を練ったりラフを描いた段階で気づくべきだった。
まぁ、今回はこのまま作りきってしまおうと思うが、チョット反省である。
キャラの立ち振る舞い
キャラ中心の絵において、動きのあるキャラクターと言うのはキャラの性質や場面に合ったポーズがあって、想像するよりも大げさにポーズを取らせて行動させるべきだと思う。歩いているなら手と足を普通よりも大きく動かして、「私は歩いています」と強く主張しないと何をしているのかわからない。
風景画やなんとない世界の一場面を描くなら普通の姿勢、普通の行動をさせて、その風景や場面に溶け込ませてその世界観をみせる必要があるが、キャラクターを前に出して絵に物語を作らせるならやはりキャラの動きは大げさにしないといけないと思う。
今回は森にすむ謎生物の集い的なものを描こうとしているので、試みとして動きよりもキャラの特異性でそれを出そうとして…今のところちょっと滑っている。
問題は2つあって、自分が異形を描きなれていないのでイマイチ異形感が出し切れていない点とその異形の姿勢が人間っぽいだけで印象が薄い点だ。
キャラの作成はまだ途中なので、これからエフェクトを追加したり、ポンポコと魔女の動きをすこし大げさに動かして印象度を上げていかないとなぁと感じた。
自分が描こうとしているのは魔法使いポンポコという題名の物語なんだから、彼に出来るだけ光が当たるような描き方をしないといけないなぁと思う。タコやワニはあくまでモブでメインキャラの引き立て役だということを忘れそうになった。
作品のテーマ性
これは毎度毎度頭をひねりつつ正解が出せない。自分の悪い癖で最初にAというテーマで絵を描きだすのだが、チョットおまけで色々なものを描き加えてしまう。これによってBやCのテーマが絵の中に入り込んでいったい何が言いたいのかわからないものができてしまうことがままある。
今回もその感じになりつつあった。最初は森の町内会の絵を描こうだった。しかし、ただ町内会を開くのはつまらないので、町内会長がお芋をもってきてみんなにふるまったほうがいいとか、魔女がいる森なんだからその住人もいろんな種類がいたほうがいいとか…どんどん明後日の方向に絵のテーマが飛んで行ってしまった。
これはこれで面白い絵になりそうなんだけど、群像劇にするのはちょっと荷が重い。どうすればこのアイテムの集合体に新しい意図を与えるかが悩みになった。
最初のテーマはポンポコが住んでいるところを解説するというテーマだったんだけど、色々悩んだ結果、蒸かし芋はとってもおいしいというテーマに変えた。これが良いのかどうかわからないけど、キャラが中心だったはずの絵が気付くと芋が中心のものになったのは変な話だ。でも、これならファンタジーっぽいキャラがたくさんいたとしても、おいしいものを食べているならなんだか楽しい絵になりそうじゃないだろうか?
後半の作成でこのヘンテコテーマをどうアピールするかが大切になるので意識して描かないとなぁと思う。
終わりに
徐々に筆が進んできたけど全然本調子ではない。また一歩一歩なんだろう。描いていると楽しいのだから、この楽しさを少しずつ味わって面白いものを作れればいいな(^ω^)
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