最近、中国が~韓国が~と、ちょっと食傷気味に情報が流れるが、実際どうなんだろうか?実際聞いたことを含めてちょっと考えてみた。(エッセイぽいです)
(今週の一枚)冬の一曲(pixiv)
何か商売をしようとか、行動を起こそうとすると前情報と言うのがとても重要になるし、それなしで動き出すと大概失敗をしたり、スタートでつまづく。
だから、あるものごとに興味がある場合、色々調べたりするのだが、多くの場合それでもうまくいかないことがある。必要な情報が隠されたり、誇張されて実態をつかめないために引き起こされることなのだろう。
今回はふと気になって、最近特にスポットライトを浴びている近くて遠い国の自分なりに知っていることや最近驚いたことを書いて、日本と比べてみようと思う。
大きくてよくわからない中国
国境線を見ない国
どうも自分は華人とは縁があるみたいで、良きにつけ悪しきにつけたびたび彼らと出会う。もちろん、グローバル化(笑)でそういった機会が増えたのは否めないが、普通に生きていてもそういう機会が巡ってくるのは何となく彼らの世界の流れにちょっと乗っているような気さえする。
さて、そういった流れにいると、彼らが見る認識と言うのが我々と少しだけ違うということに気づく。感覚的、認識的に漢字文化圏の彼らとはとても近いように見えて、どうしても一致しない点があると言ってもいい。
一番ハッキリしているのは彼らは無意識的に「枠」を作るらしく、
1、華人世界の住人であるかどうか
2、自分に友好的、利益があるかどうか
3、家族、ポンユーであるかどうか
でぐぐっと態度を変えるし、その枠の内外で入ってくる情報の量が全く違う。
1について言えば、よく「中国人」という国家のくくりで外国人を見る人が多いが、華人はアジア全域に広く支配地域を持っていて、その一部が中国に住んでいると見たほうがいい。だから、フィリピンで薬を売っている奴もいれば、インドネシアで富豪の華人もいる。彼らに国境という認識はとても薄いなぁというのが我々日本人ととても違う。
初めて会う人にまず聞かれるのは「あなたは中国人ですか?私は中国人です」という言葉だけど、これは中華世界に所属しているか否かをまず確かめているんだろうなぁと毎回思う。
自分にはポンユーと呼べるほど苦楽を共にした華人の友人が一人いるが、多くとは利害関係になし、華人ではないので、ちょっとすると情報の輪から意図的にほっぽり出されてしまう。
彼らの見えているものと、我々が見えるものはだいぶ違うので、罵倒や見下したりする人が最近多いが、一歩彼らの世界に入ってみれば情報が増え、認識はかなり変わるんじゃないかなぁといつも思う。
岐路に立つ中国
ちょっと偉い人と、去年、話をしたことをもやっと書く。
ここであえて国境のある国「中華人民共和国」の話をする。政府の話になるけれど、その主体である官僚集団こそネトウヨのいう「中国」だし、テレビでワイワイ言うのも管理は彼らだと思うからである。
この「中国」はよく知られているように20~100年単位の長期展望を持って運動を行っていて、その目標は容易には変えられない。外交や内政をしくじると一旦それを休止して、4、5年するとまたそれを再開することがよくある。
このなが~い運動がどうも幹の部分で岐路に立っているらしい。
今の方向性は一言で言えば「華人世界の拡大と他世界融合による社会資本主義のコントロール」なんだけど、どうもそれがうまくいかなくなっている。経済的と言うよりも、内部の路線対立と、旧ソビエトと同じような道が暗い未来を暗示しているようで、計画の修正が必要らしい。
影響として、今、中国本土には出入り自由だけど、その国境をある程度閉じたり、他の華人国家、友好国や香港なんかをバッファ・窓口にして金を含めた出入りを制限する方向が検討されているみたいだ。冊封体制に近いかもしれない。
ただ、ややこしいのが華人世界と言うグローバルな世界とそれ以外の世界が今交わっているが、それを国や地域で分けないで、観念的に華人とそうでない人で関係を断とうとしている…つまり明確な色分けができないので、無理に線引きして色々なところで弊害が出ているのである。
一帯一路と言いながら、意図的にその線を断線したり、外国資本歓迎と言いながら株式市場から外国資本を追い出したりしている。
防衛計画もチグハグで、軍隊再編と言いながら仮想敵国がたくさんあったり、海防の基本戦略のA2/ADを堅持しつつ、外征用の空母艦隊を作っている。
はっきり言えば無茶苦茶で、想定する多数の国家戦略をいっぺんにやっているためにこんなことになり、そろそろ計画が破たんする可能性が出て来たみたいだ。(戦前の日本軍みたい…)
幸いなことに、ファナティックな中国人がほとんどいないように、その集団も現実主義なので、そろそろ大きな展開と修正があるだろうという話だった。
謎の国、韓国
常に内部対立
韓国人のことを口が悪い人は「チョン」という。まぁ蔑称だしよくないけど、当の韓国人が在日韓人を「ペクチョン」といって罵倒するシーンを何度か見たので、う~んと思っている。
さて、この罵倒からわかるように彼らはなんだかんだいつも悪口、陰口を言っている。全羅が~慶州が~ソウルじゃないと~と地域で対立したり、職業や性別、障害での差別がひどい。
正直言って外野から見るとなんで喧嘩しているかわからないし、話を聞くと当人たちもなんで喧嘩してるかわからない時が多いらしい。
彼らにとってみれば、その喧嘩こそが「おはようございます」的な要素を持っているのだそうだ。
ただ、その喧嘩も立場の上下があると絶対に起こらず、不満があると酒を飲んで解決するというで、また変わった文化であると思う。
我々日本人に対しては、実は彼らにとっての上下が確定していないようで、その都度上下関係を作ったり、宴会をしなくてはいけないのでかなり大変みたいだなぁという実感がある。
そんな中、当然陰口は言い放題だし、ついついそれが態度や本音として口をついてしまうようだ。こういう面倒くさい点が多いので、できれば関わりたくないというのが自分の彼らへの印象となる。
情報が閉じられた国
印象が悪くとも個人ではものすごく立派な人や優秀な人はいる。そう言う人とやり取りがちょっとだけあるのだけど、今年、彼らと少し話してビックリしたことがあった。
話した人はほとんど韓国内で拠点を持っていて、わりかしアンテナを高く立てて情報を拾っている人なんだけど、彼はいま日本で大騒ぎになっているP1哨戒機のレーダー問題について知らなかった。
まぁそう言う事があったという情報は持っているが、それが敵対行動で、ここまで日本で大ごとになっていると知らなかった。
韓国内に住んでいる人と話すとこういった海外情報がぎゅっと限定されていることが多いと分かる。特にここ数年はそれが顕著で、流通内容もほぼアメリカ、中国、北朝鮮への意図的な煽動情報だけに絞られ、それ以外はほとんど報道されないようだ。
そのため、我々と基本知識の共有ができなくなり話がかみ合わないことがとても多くなった。かつてちょっとした関係を持っていたんだけど、それももう難しいのかもしれないという実感がある。
安倍政権が彼らをほぼ見捨てたことからも、これからの流れとしては友好国と言うよりも、紛争地域や仮想敵国になる可能性まで考えたほうがいいんじゃないかなぁなんて暗い予想がたつ。いずれにせよ、ボカンと革命が起こらない限り、じわじわと自己崩壊していくので、ちょっと気を付けて生暖かく見つめたほうがいいと思った。
平成の終わる日本
稀に外国の人と話すとあぁ日本って素敵💓と感動するけど、この国でも、アメリカ軍が撤退したり、無意味に移民を受け入れたりと、避けられない問題が迫っている。
そんな中で、素敵な日本を飾り付けて保守ビジネスで儲ける人が結構いて(下火になりつつあるが)、上手くやっているなぁと思う。
年末年始はゴルフ、映画鑑賞、読書とゆっくり栄養補給したいと思います。
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) December 29, 2018
購入したのはこの三冊。 pic.twitter.com/6GecxpZkMC
代表的な、この「日本国紀」という本はかなり問題のある本であり、歴史ファンとしてはこういう泥棒文学はぜひ止めてもらいたいと思っている。そして、こういうものを利用し使用される総理大臣にもちょっと反感を持ちだした。
こういった妄言の塊は気持ちいいし、夢があるけどあくまでファンタジー小説だと割り切って楽しまなくてはいけないのに、どうも本当だと信じてしまう人が多いようでちょっと怖い。
華人世界の路線対立を見るように、また、韓国のように内にこもって対立もしたくないけど、内にこもって傷の舐めあいをするのもかっこ悪いなぁと感じた。
ある程度、違う物、新しいものを感じ続けないと彼らと同じように目が内側に向き、そこから敵を見つけ出そうとする意識ができることには注意したい。
終わりに
最近日本の組織そのものがヘタってきたことを実感するけど、中国韓国や東南アジア各国と比べるとやっぱり天国に見える。でも、その天国を信じて妄想にふけるのはヤバいなぁなんて思った。
平成が終わり、平静な日本が揺れようとしているのは何となく因縁を感じるが、まぁここ数年でなんか起こると見て、それを頭の片隅にでも置いておけば、動きやすいかなぁと近くて遠い国の彼らと話して感じてしまった。
今年もいい年であってほしい(^ω^)
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