日本だとほとんど報道されないんだけれど、謎の富豪が死んだ。まるでテレビドラマみたいな話の流れが面白かったのでちょっとまとめてみた。
謎の富豪の謎の死
ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein）と言う人をご存じだろうか？アメリカだとちょっとゴシップ的な雑誌やネットメディアで有名な人だったんだけれど、先日亡くなった。
記事によると裁判待ちの刑務所での自殺だということになっているんだけれど、どうも不審死のようだ。死亡時にいるはずの刑務官や一緒にいるはずの収監者が死亡時になぜか傍にいなかった。さらに以前にも自殺が疑われるような状態で発見されていたにもかかわらず、その後、監視の緩い房に移されていたらしい。
富豪は何者か
エプスタイン氏と言っても何者なのかさっぱりわからない。業種が違うとか知名度がないとかそういった意味ではなく、キャリアを見ても何だこりゃうさん臭すぎっ！となる感じである。
wiki情報になってしまうんだけれど、これが一番わかりやすかった。
ここからキャリアを簡単にまとめると、高卒（大学中退）で学校の補助職員になって、突如金融の世界に飛び込み、取り立て屋になってから、外国との武器売買に関与して、大富豪の資金運用をしつつ、リーマンショックの一翼を担い、ヘッジファンドで投資詐欺を働きながら外国の国防政策にかかわって、児童買春で逮捕された。
また、南の島で秘密ロリコン結社（性接待）の胴元をやっているそうで、たくさんの著名人を気持ちよくさせていたらしい。
賞罰に関しては多くの刑事、民事の裁判を抱えていて、大別して、2007年のfinancial crisis（日本で言うリーマンショック）にかかわった罪と、CSEC（いわゆる児童の性搾取）の罪で10年以上もめていたらしい。
正直「は？」という意味不明な経歴である。超高学歴優先のコネ社会のアメリカ、しかも花形の金融界で、貧乏人の高卒ロリコンが悪の変態サクセスストーリーを踊っていたのだ。漫画だってもう少しマシな経歴を作る。
ショタロリとゴシップ
ロリコン、ショタコン…という優しい言葉でごまかせないほど、子供の性奴隷化にはどうも国際的な組織（もしくは連携）があるみたいだが、たまに情報が浮かび上がってきても、すぐ揉み消される傾向がある。
日本だとプチエンジェル事件が有名で、この件も大使館の多い赤坂で子供が誘拐されて事件化したが、女衒のおっさんが謎の自殺ということでなぁなぁになってしまった。
お金持ちのおじさまやおばさまがそういったクラブで悪い遊びを覚えて、世界各国の子供と色々なプレイをコッソリやっているらしいのだけど、エプスタイン氏のアメリカ支部の場合、金額が大きくサービス内容が過激で、関係者が有名すぎて（トランプ大統領、イギリスのアンドリュー王子、クリントン夫妻など）ヤバすぎるため憶測が憶測を呼んで収拾がつかなくなっていたようだ。
こっち関係は日本の場合すぐ萎むんだけれど、海外のゴシップメディアは常に注目しているらしく、まぁビックリするほどいろんな話が出てくる。
枝がどこまでつながっているのか現実が想像を超えることも間々あるので、特にヨーロッパのゴシップメディアは面白おかしく書いている（ひどいのもあるので敢えて載せない）。
宗教的にとか、社会的弱者の救済とか言おうが、結局のところ、白人ってショタロリが大好物なのだろう。
富豪の関わった犯罪の展望
非常にややこしいのが、エプスタイン氏は何千億（場合によっては何兆）にも及ぶ金融詐欺や脱税に関与すると同時に、国際武器売買つまり戦争にかかわり、趣味で変態島を経営していたため、一つの犯罪を調べようとすると他の犯罪が隠れてしまう点であると思う。
氏がなくなる寸前に2000ページにもわたる裁判資料の開示が行われたことで児童売買春の一端は明らかになりそうだけれど、氏の死によってせっかく取った金融系の証言が消え、彼が関わったいくつもの犯罪の全貌は闇の中に消えてしまう可能性が極めて高くなった。
ゴシップとしては子供の性に群がる金持ちの図が面白いけれど、大きな金や暴力に関してはせっかく明らかになる可能性があったのに、エロゴシップでそれが塗りつぶされることが果たしていいのか疑問が残る。
まぁ、なんかよくある陰謀論よりワクワクするけど、エロ以外の追加の物証（すでにアメリカ政治的に利用されている）が出るかどうかでその展望が大きく変わると思うので、今回はさらに続くストーリーを期待してもいいのかもしれない。
終わりに
なんかスゲーなと思って、とりあえず書いた。
金持ちだろうと貧乏人だろうと一枚皮を剥げばケモノである。そして、それをどうコントロールするかが人間性なんだろうけど、一度「遊び」を覚えるとなかなかうまくいかないんだろう。
イエス ロリータ、ノータッチ
まさに至言である(＾ω＾)
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