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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

色収差をもう一度検討する

それっぽく絵を作ろうとしてもなかなかうまくいかないので、パソコン先生の御力を使って何とかやっているが、その一環で効果としての色収差を見直してみた。

 

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(今週の一枚)春は暖かい(pixiv

 

※目次※

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色収差について

 カメラを使う人なら実感するかもしれないが、強い日差しを少し望遠で撮ると像が歪む・ぼやける時がある。

 よくよく見て見ると赤色と青色が剥離しているためこういったピンボケの像になってしまうことがわかる。

photo-mini.com これを色収差と言うのだけれど、簡単に理屈を言えば光の波長が赤が長く、青が短いためレンズの焦点距離がずれてしまうため起こる現象と言える。

 この波長差を像として収束させるためのレンズ選びやデジタルカメラの補正機能は、カメラ購入を検討する際、意外と重要な項目だったりする。

 逆に言ってしまえば、写真を撮る際多かれ少なかれ引き起こされる現象であり、これを再現することができれば、写真っぽさやリアルな質感を作り出せることになる。

 

色収差を自然現象として使う

 やり方は簡単で、デジタル画像は各ピクセルごとに色の数値を持っているので、それを動かせばいい。photoshopなどの写真加工系統であれば色チャネルを単色で選択して、移動させればいい。

 

 色収差を自然現象に沿って弄る場合、波長と焦点距離の理屈を考える。デジタル絵のカラーパターンをRGBで見て(CMYKでもいいが、blackが合成波長になって扱いづらい)、ブルーを拡大、グリーンを元の大きさ、レッドを縮小することとする。

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(Gは100%のまま)

 

 焦点の収束差を見るのだから、キャラに焦点を当てた場合キャラのみにこの効果を使うべきだし、写真という像そのものを見る場合は絵全体に効果を及ぼすべきなので比較してみた(絵を平面的に見るか、立体的に見るか)。

 結果としては、変更によって全体的に浮くような効果があったが、上の絵はかなりマゼンタ、赤系統を強いものであるため、全体的に赤みを増して背景の青と被ることで見にくくなったかなぁという感想である。

 

 では、背景の色に引きずられて本来の効果が出にくくなっているのかもしれないという疑問から背景を黒くして見て、以前の記事の項目(疑似効果によるぼかし(効果による再調整))で、ぼかしと言う視点で色収束を利用してある程度の成果を得たことから、キャラに色収差の絵を重ねた際の効果を比較してみた。

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(左絵のコピーレイヤーには中央絵同様に各色の拡大縮小を加えている)

 

 見る人によってその評価は分かれるかと思うが、効果前(左)に対して、単純な色収差レイヤー追加(中)ではボケて見え、それを追加効果として使った方(右)が絵としてよく見えた。

 色として全体の多くを占める色に引きずられる印象を持ち、それを調整することで疑似的な環境光を得られるのではないかと思う。また、その強度については単純に重ねることで最も強く得られた。

 今回は光源が一点でなかった(どこにあるかはっきりしない)ものを使ったので、色収束については拡大縮小で対応したが、以前の記事↓では、右上にしっかりとした光源があったので、追加レイヤーをチャンネルごとに動かした。疑似的に光源があるとして、同じように移動して試してみたが、光源がはっきりしない場合は拡大縮小したほうが効果的だった。

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色収差をどう使うか

 と言うわけで、写真のように色収束を再現しようとすると、一応それっぽくはなるが、自分の絵の場合、ただチャンネルを弄るのみなら、綺麗にならずむしろやらない方がいいという結果になった。

 上記の魔女のように単色の面積が多いほど効果的だし、カラフルになればなるほどその効果は減少するのではないかと思う。

 今回の魔女については拡大率(100%±α)0.5%、1.0%、2.0%、5.0%と背景有・無で比較してみたが、拡大率が進むほど像としてぼやけたり、絵として意味消失してしまったので、ここでは乗せなかったが、自分の場合はあくまで補助的なくくりとしての仕様が一番いいのではないかと言うことも併せて言える。

  つまり、自分程度の描き込みだと、レンズの屈折現象を再現すると、現出する効果は色のボケ、ぼかしとして効果がとても強くなった。

 

 ではやらない方がいいかと言うと、そうではないと思う。

 

 有効に働く場合は2点あった。

 一点は純粋に色ぼかしとして考えて、見せたいものに被らないようにして(絵の主役を除いて)ぼかしたい領域を選択してチャネル移動すれば、通常のぼかし効果をさらに色で補うことができることである。

 もう一点は、自分の絵柄の場合、色の拡大縮小が1%(101%以上、99%以下)以上変化させると絵全体がぐちゃぐちゃにぼけて見えなくなってしまうが、オーバーレイで元絵に効果を追加する、いわばテクスチャとして使うと表面が柔らかくなる効果が得られる点である。

 

 また、輪郭がはっきりとした比較的デフォルメされたもの、アニメ塗りや線画が太い漫画のような質感の絵に対しては強い印象変化がみられるのではないかと思う。

 簡単に言えば、一色を3%くらいずらしてもキャラを認識できるものには一つの効果としてそのまま使ってもありなんじゃないかと思う。

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終わりに

 最近はphotoshopの方向性として、3D的に描いたものを2Dに落として、それを動かすとか、マスキングを限界まで使った写真加工する…なんて新たに出てきた手法がデジタルでは基本知識みたいになり、表現を重ねることで生まれるフォトリアルな見え方がよしとされているけど、自分的にはイマイチピンとこないので、一回光の基本まで戻って表現を見直してみた。

 絵に表現として陰影から(白黒)の立体感を見ると同時に色の波長をバランスすればもっときれいに…と思ったが、自分にはまだ難しいみたい(;´Д`)

 

 技術的にはまだまだ3流と言う事かなぁ( ^ω^)・・・

 

 

 

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