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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

スポーツ興行を考える

お金欲しいなぁと、ふと思う時がある。でもなかなかいい手は浮かばない。そこで今回はたくさんの人を動員して魅了するスポーツ興行の基本的なことをまとめて、自分なりのメモにした。

 

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(今週の一枚)戦いの息吹が遠くから聞こえる(pixiv

 

※目次※

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 ほぼ20年でアマチュアイズムは消滅してスポーツは商業化した。その構造を押さえておくことは儲けの手を考えるうえで役に立つかなぁと思う。

 今回は忘れがちな見聞きしたことを書きだし、商業スポーツの現実的価値を階層的に考えてみるメモ的記事で、小さいものから徐々に規模を大きくした。

 よそ行きの作りではありませんが、球技であったり、格闘技であったり、フィギアスケートであったり色々なスポーツ団体や興行に当てはめて読むと面白いかもしれません。

 

 

見世物小屋的興行

 

  大きな興業主は別として、大半のスポーツ興行は競技場、「箱」を持たない。元から大きな資本を持っているところは少ないし、大概は個人商店だろう。だから興行をする際はどこかから箱を借りて、そこにお客を集めて集金することになるが、ある一定数以下であれば当然赤字である。例えば、会場費が1日100万で、チケットが2000円なら、500人以上集まらないとその団体は破産する。

 まぁ小さい団体は地方公共団体の体育館やホールを使うので、そういった固定費は圧縮できるのだけど、それでも1000人単位の人を最低でも集めないと貯金できずに結局じり貧でつぶれてしまう団体が大半じゃないかと思う。

 また、それができない団体は半分趣味といっていいのかもしれない。

 

 客集め

 集客と言うのは話を聞くとやっぱり大変で、各所に広告を出しても、テレビでCMを打っても興味がない人はなかなか会場まで足を運んでくれないそうである。こんなに楽しいスポーツを見ることができますよ!と言う謳い文句はそのスポーツを知らない人や時間のある人の心に届かない。

 だから、スポーツ団体の大きさごとに集客の方法を色々変えて対応している。

 

フランチャイズ化(上納金方式)

 ボクシングを見ると「○○ジム」の「××選手」なんてアナウンスが飛ぶが、これは団体の中に小団体をさらに作り、その小団体が選手の育成と集客をするパターンである。

 選手の給料も集客もその子団体が行い、経費を引いた上納金を親団体が受け取るという方式である。

 親団体は権利の取りまとめと子団体間の折衝なんかを行う。ルールを作り、箱の管理や外部との折衝などを行う、いわば小さな国の政府と言ってもいいかもしれない。

 こうした役割分担をすることで、専門化した集団組織が生まれるが…まぁそう簡単にはいかず、子団体はお客と資金集めに四苦八苦するというのが伝統になっている。

 

タニマチ化(少数の場合)

 入場者数が直接収入にかかわる契約の場合、子団体はおそらく友達や親戚筋なんかにチケットを売ってどうにかして集客をしようとするのだけど、狭い界隈では上限がある。小さな町工場のおっちゃんにはなかなか券は売れないだろうし、飲み代の方が重要だろう。

 そこで重要となってくるのが、太客、タニマチである。スポンサーと言ってもいい。単純にそのスポーツが大好きでお金を出してくれる篤志家もいれば、その団体内に応援する選手がいて、その選手にお金を出すという人もいる。

 ただ、大概はそのスポーツのある一部分だけを援助したり、極端に一人のタニマチに依存する場合があるので、興行が歪んでしまう。ルールが曲げられたり、ある選手だけが贔屓になったりする。

 

タニマチ化(多数の場合)

 もちろんある程度知名度のあるスポーツでは上のタニマチは多数いて、スポーツを支えあう形になる。リング、球場、競技場にたくさんの選手やチームが集い、それぞれが応援する後援団体がいて、そのスポーツを盛り上がれば自然とその団体は利益を得ることができ、あまりお金を持っていない人でもそのスポーツの魅力を味わうことができるのだろう。

 一方でタニマチという権利者が多数いることは合議となるので、思い切った仕掛けやルール変更なんかは難しくなり、一時有名になっても競技自体は徐々に廃れる傾向があるようだ。

 

利益線に乗ったスポーツ興行

 不安定な見世物小屋をでたスポーツはより利益を得ることができる。回りだした事業は大きな利益をどうやって生むのだろうか?

 

コンテンツとしての商品

 ある程度の知名度と面白さがあると、それはスポーツと言うより一種の芸術となり、ルールを良く知らなくても見ていて面白い絵や音が出てくるようになる。そうなると一つの商品として売買されるようになり、テレビ・ラジオ、最近ではP/Vのインターネットやケーブルテレビのコンテンツになる。

 これによって「エンターテイメント」となれば、莫大な利益が興行主に入るので、メディア進出こそ一つの商業スポーツの完成形となるのだろう。

 しかし、テレビにしろ、ネットにしろビュー数や視聴率が取れない場合は簡単にメディア側に切られるので、常にショーを意識したものになり、スポーツ性が薄まる。劇として観客を飽きさせないためには様々な試み・仕掛けをしなくてはならなくなる。

 

スターを作る

 暗い体育館で殴りあったり、野原でボールを追うのではスポーツをショーとして見る客にとってつまらない。だから、難しいスポーツルールを教えるよりもその選手に焦点を当てることで、それを売りにする場合がある。

 コートを舞う美しい選手に対して、実は陰で努力をしていたり、貧乏で這い上がったりと言ったストーリーを作って、脇役を押しのけ輝く彼、彼女を演出する。能力のある選手はその脚色によって、さらに輝き、その知名度によってそのスポーツ自体がいいものに映り、集客できる。

 問題はその選手/チームが思ったほど能力がない場合やケガでいなくなった時である。興行主としては主役ありきのショーを作っているので、負けたり、脇役だけだと話が作れない。そこで必然、八百長をしたり、話の演目を変更しておかしなことになる。

 

ファンを作る

 スポーツとしたら誰が勝つか、どのチームが優勝するかと言うのはわからない方が面白いが、なんだかんだ強いやつは強いし、弱いやつは弱い。そうなると水戸黄門的にいつも一方的に勝負が決まってしまいつまらない。

 そこで、ショーの中で明確な敵と味方を作ることで話に対立点を作り争わせる。その中でスポーツを知らなくとも観客にポジションを作らせる。スポーツが好きな人は少ないが、争いが好きな人はたくさんいる。誰が買ったか負けたか、あいつが嫌いか好きかというものに人は引き寄せられる。

 その感情を利用して、スポーツにポジションを作らせて、応援させて興奮させて、お金を出させるのである。

 しかし、スターにしろファン制度にしろ、これはすでに感情論の矛先であって、スポーツではない。メディアが去った後はそういう争いが好きな人はいなくなり、スポーツとしての長い成功にはならない可能性がとても高い。

 

シンボルとしてのスポーツ

 人は何で名前を持つのだろうか?それに起因していると思うが、スポーツチームを所有している会社であるとか、人がそれを応援することによって一種の特徴が付く。

 大きく名前が定着した競技において、会社がプロ団体を持つことで、満天下に立派な会社であるという印象を作れるし、あるチームのTシャツをいつも着ていることはその人に個性をつけてくれる。

 

広告塔としてのスポーツ

 なにか生業を持っている人にはよくわかると思うが、自分の作ったものや売りたいものには同じようなものが溢れていて、なんでこの商品を買いたいかという明確な理由を持たれることは少ない。大根なら北海道産でも鹿児島産でも大根は大根である。

 しかし、そこに様々な付加情報が付くとその売り上げは変わってくる。生産者の写真が付いたり、○○検査済みであったりすると、多少高くても手が伸びる。

 そこでスポーツの「応援」である。我々は○○チームで一番を…、世界一を、オリンピックを…などで頑張っているイメージがあれば、高い買い物の家や車を他社より優先的に買ってくれるかもしれない。そういった目立つ競技や選手をピックアップして海外に資金を出して所属させたり、CMでアピールするのもいい。

 こうやって何億もかけて盛り上げイメージをすることで商品の価値の向上につながるのだが、上手くやらないと効果以上に持ち出しが多くなってしまう。海外に出しても試合に出られないとか、チームが不祥事を起こすと逆効果になってしまうこともある。

 

サロンとしてのスポーツ

 野球、サッカーや相撲などメディア的に不動の地位を占めているプロ競技は政治的意味を持つ。

 スポーツはかつて貴族のたしなみだった時代があるが、現実はそれを持つことが価値となる時代である。そして、その価値は明確な利益をもたらす場合がある。球団を持つことで税制的に優遇されたり、スポーツ団体が公益法人になっている場合は個人でも接待費をごまかせたりする。

 つまり、その所有者が国の上部組織と関係がある場合、そのスポーツの団体や選手の所有が一種の貴族層への入り口となるのである。金持ちがただ金を持っていてもヤカラがやってきて金をむしられるかもしれないが、そういった権力サロンに所属していると、正しい儲け話や警察権力からの回避ができるようになるので、商売と個人の安全を考えて投資することは価値があるのかもしれない。

 しかし、こういった大規模な団体や金のかかる選手を持つということは多分に維持費が必要となるので、企業や金持ちが本業で傾き、スポーツ団体を手放した瞬間に逮捕なんてこともままあるので、今の時代それを持つことにどれだけの価値を見るかは判断は難しい。

 

 終わりに

 ゴシップをできるだけ抜いた。K1、相撲に野球やサッカーとドロドロとした話は酒飲んで色々聞いたけど、嫉妬や制度の問題だから面白いけど儲けに繋がらないんだよね( ^ω^)・・・

 

 そういう話を抜くと意外と段階的に分けられて、どの辺で儲けられるかなぁという概略的な指標にはなるかと思う。

 

よし!儲ける前に、体育館でバトミントンしよう!

 

 

 

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