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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

今まで描いた顔を見直す

ヘンテコ風景の方が女の子の立ち絵よりも評価されている。う~んと見返すと、顔に可愛さが足りないからだろうか?なんて思うこともある。顔については悩みながら少しずつ最適化しているので、その途中経過を書いておこうと思う。

 

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 (今週の一枚)見つからないと思っても…(pixiv 絵にもリンクを付けてみました)

 

※目次※

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ざらっと見返してみた感じ

  思いつくままに動物や人物、風景や不思議な絵を描いている。ぱっと見返してみて、うんうんと納得のいくものや、今なら描き方が違うかなぁと思うまで色々ある。

 描き方を試行錯誤し、テーマ(裏と表)を立てて、ソフトの性能を色々試しているので、絵柄が絵ごとに違うのは困ったものだが、まぁ遊んでいる分にはいいかと思う。

 ただ、それを見てくれる方々の評価を見てみると不思議な絵やちょっとフェティッシュな絵の評価が高い。上手な人たちの作品を見ると、そういったちょっとひと手間的なテーマを持たずとも純粋に上手だなぁと感心するが、それだけでは拙いので、自分の描いた絵のなかでも試行錯誤が多い女の子の「顔」を見返して考えてみる。

 

 

気になるあごのライン

 

 まず自分の描いている顔を見返してみると、一般的に多くあるアニメよりの絵柄よりも若干リアルよりで立体感を意識した作りになっている。

 

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 エロを視野に入れて作っているので、灰汁のある顔は避けるべきなのだろうが、3次元的に表情を出そうと考えるとどうしてもこういったこてこてっとした顔になってしまう。

 立体感に関しては多くの白・黒レイヤーを使って陰影を管理しているのでそれなりのものはできているし、髪の毛の質感もそれなりになりつつあるのは実感できるのだが、耳から下つまりあごのラインが決定できていないと強く感じた。

 あご先を漫画のように尖がらせるのか、丸くするのかに迷いがあって、ある時はシャキンとしていたり、別ではキュルリとしていて結構違う。そのため、あご全体の陰影が落ち着かずに顔の向きや可愛さの調整が常に犠牲になってしまっていることに思い至った。

 

 本当であればこういった「作者特徴」を固定化して、描き方を1、2通りに決めたほうが他のアクセサリーや髪形などの意匠に力を割けるので、ある程度イメージに近いものをテンプレートにして方向性を絞っていきたい。

 

 

どのくらい雰囲気を寄せるか

 

 不気味の谷を越える前提で、どのくらいアニメっぽくするかというのは絵をより多くの人に見てもらう上で重要なことじゃないかと思う。

 萌え絵に近づけると、目を極端に大きく、その他パーツを極端に小さくすればいいのだが、これは立体化にあたって必ずつまづき、決められた角度と書き方を作らないと全く整合性の取れない作りになってしまうことが描いている実感としてある。

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 しかし、pixivのランキングを見ていると男性にはこういったアニメ寄りの作品は安心感がり、好まれるものは記号化した目を中心に髪やアクセサリーで飾り立てるのが正解となっていて、アメリカや中国で好まれるひとに近い絵柄とかなり違っている。

 もちろん外国の人に向けて描いているわけではないので、そういったアニメ風な顔に近づけなければならないが、それをやりすぎると個性がまったくなくなり、意識して避けると変な顔になる。結構なジレンマがある。

 一番楽なのはのはよくある「萌え顔の描き方」みたいな教科書通りの作りをすればその通りにかけるし、商業的に一つの正解なのだろうが・・・そこで完成してしまって先がない。より細かく描いたり、立体的な背景を重ねるとものすごい違和感のの元になる。

 やはり、おっ!と思える表情や印象というのは背景や飾りを含めて絵全体で作るもので、顔だけで出そうというのは無理があるのかもしれないが、ちょっとした「自分らしさ」という欲を優先したいと思ってしまう。

 

 と、いうことで、多少変更があってもパーツの記号化に陥らずに、どうにかアニメっぽくするという矛盾の解消が一つの大きなテーマになることが分かった。

 

 

難しい口

 

 実は口を描くことについて結構苦手意識がある。女の子(おっさんでもいい)の唇をまじまじと見つめていると、実はかなり複雑な形をしていて、個性がある。また、プルンとした瑞々しいものはやはりエロチックにも見えるので、ぜひ描きたいのだが描いてみると形がうまく形成できないことがしばしばある。

 

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 しょうがないので、唇ではなく歯と歯茎を描いて、そこに皮膚を載せるように描いてみると一応それらしいものになり、表情の表現についてはいい勉強になるのだが、個性であるとか、魅力的な作りにはまだ遠い。

 魅力的な唇は形なのか色なのか、はたまたそこに視線を誘導するような女の子のしぐさなのか謎は尽きない。

 アニメ的に言えば丸を書いて外側にちょっとピンクを入れて下唇より下に影を入れて完成となり、目を重要視するならこれを簡略化するのも一つの手かなぁとも思う。

 いずれにせよ、表情に豊かさを出すうえでは重要なパーツであることは間違いないので、口の形や唇のプルプル感はしっかりつかんでいかなければならないと思った。

 

 

リアルに描いてアニメっぽくするには

 2D、3Dにに似合う描き方はあるし、実写的、デフォルメ的に適した描き方はあるだろう。どっちかにすればいいじゃんと思うが、どっちにもしたくないので、ちょうどいい描き方を探したいが効果、エフェクトをかぶせてその間を補うというのも一つの手かなぁと思っている。

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 これは目から鼻にかけてのT時部分を中心に強くハイライトを充てて、キャラレイヤーをコピーした新規レイヤーを作成し、少し強めにぼかしたもののレイヤーの透明度を下げて追加して、一枚の絵としたものである。

 背景をこちょこちょ描いていたときに考えた方法なのだが、透明度をバランス点にして数値を弄ると、境界部分や陰影が全体的にぼけて見せたい部分がちょっとだけ強調される・・・ような気がする。

 

 何がいいたいかと言うと、キャラの顔を描いてアクセサリーや装飾など、それ自体を変更しなくても、周辺の背景などと同化させたり、エフェクトを入れることでエロくも優しくも表情を変化できるのではないか?ということである。

 いいかえれば、造形ではなく、色と明るさの調整でイメージを作れるのかもしれないとも言える。

 小手先になるかもしれないが、表情も一つの道具と考えて、最後の補正で一枚の絵としての統一感を出すことに集中すれば、それがかえって表情の印象を決めることになるのでと思った。

 

 

終わりに

 ぼんやり見ていてアニメよりかどうかという線と、評価されるかどうかという線はある程度交わるが、同じ線ではないということはわかってきた。

 自分が描きたいものと相手が見たいものもきっとどこかに交点があるだろうし、純粋に上手になればそういった苦労を無視してたくさんの人が寄ってきてくれるのかもしれない。

 最適解にはまだだいぶ遠いが、まぁ一歩一歩進んでいるような気もするので気長にやっていきたいと思った。

 

 

 

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