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1週間に1記事を目標にして、考えたことや描いた絵について書いてます。

見返してもうひと手間

 ちょっとおしゃれに絵を描こうとすると、上手くいかない。まぁ、いろいろと問題があるのだが、今回は絵全体の明暗の強さを考えてどうにかイケてる絵にならないかと試してみた。

 

【オリジナル】「猫散歩」イラスト/ニッペルフ [pixiv]

↑ニャンコのおかげで絵が成立している?!

 

 

※目次※

 

絵の情報量を加減する

 明暗といっても、目とそれに連なる構造を考えると、単純に明るい暗いだけが明暗にならないんじゃないかなぁと思う。ぱっと見た時、目に映る映像は焦点以外ぼやけているし、情報量の多寡で明暗を評価しているようにも考えられる。

 今の流行の一つはより細密で整った図柄であるが、絵全体がすべて細密であっても、絵の良さは伝わらず、いくつかのポイントに時間を描けて細かく描く方が印象的に映ることもある。

 つまり、情報量を弄れば、まったく別の明暗イメージを作れるのではないだろうか?

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↑の左絵はキャラにピントがあり、右絵は目の周囲だけにピントがある。

 

 試しにやってみたら、こんな感じになった。左絵では背景がぼやけて、キャラ全体の情報を主張して、右絵では目以外をぼやかして、視線を強調してみた。

 面白いのが、右絵でキャラ周囲はサチレーションするくらい色的には明るいのだか、ぱっと見で、それほど明るく感じない。その部分をじっと見れば明るいなと思うが、キャラを見た際にはほとんど意味を持たない。むしろ、左絵より、右絵の方が絵全体として暗い印象を持つことができた。おそらく、相対的に中心のたくさんの情報を持つキャラが暗く、情報の少ない周囲が明るいので、錯覚を覚えるのだろう。

 絵単独であれば、左絵のキャラに目が行くだろうし、右絵に漫画の吹き出しやロゴを入れたら、そこに目が行くのかなぁと思った。

 

 視線の焦点を考えて、ピントの前後をぼかしたりはよくするが、絵を情報の塊と考えて、強調点以外なるべく情報を削るのも一つの手なんじゃないかな?といった感じだが、ぼかす際は絵全体を同じ明るさにするか、焦点部分を明るくした方がいいと分かったので、まぁ及第点かなと思う。

 

明暗を黒の範囲で比べる

 単純に明暗を考えると、明るいところと暗いところの対比になる。絵全体で言えば、全体を真っ暗にして、一点だけ明るくすれば、みんなそこを見てくれるだろう。

 しかし、どの程度の範囲を暗くして、どの程度の範囲を明るくすればいいのだろうか?

 自分は黒を基調にした絵が多いの絵のフォーカスで黒の範囲とその効果を見てみることにした。

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↑全く同じ絵で左絵が光源のランプが近く、黒が少ない。右絵が少し引き、黒が多い。

 

・・・正直いって、あまり変わらないように見える。赤い部分が見てもらいたいポイントをすれば、そのポイントは同じであるので、たとえ黒の割合を多少変化させても、向かう視線の視線の位置は同じとなり、明暗としても、ほとんど変化しないのだろう。

 先ほどの情報量という点からも、暗い部分はほとんど見えず、赤い部分だけ見えるようにしているので、中心に占める情報量の多寡は変わらないような気もする。

 絵に占める黒の割合というよりも、やはり黒の濃淡が(自分の場合は加えるレイヤーの透明度)の方が大切なのではないかと思った。

 

色を加えたらどうだろうか

 眼に対する刺激は、明るい暗いだけでなく、色が多いか少ないかも大切な要素の一つである。だから、カラフルであれば刺激が強いし、当然明るく見える。おそらくこの刺激が明るさと共に、強い印象を作るのではないだろうか?

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↑左絵で太陽の光は白、右絵で太陽の光に赤とオレンジを足す

 

 試しに、以前書いたものを比較してみた。左絵では爽やかな朝のイメージで右絵では夕方の終わる夕方のイメージである。これは構図など全く弄らず、新しいレイヤー(オーバーレイ)を加えて、赤とオレンジを太陽線の方向に沿って加えただけである。

 自分としては、右の夕日の絵の方が眼に来る強さがあるなぁと思っている。そのため、印象としても右側の方が強いように感じる。ただ、これを絵の良し悪しと考えると、結構好みも分かれて、強すぎる印象の右よりも左の方がいいという人もいそうなので、使いどころが難しいかなぁとも思った。

 いずれにせよ、確かに色を加えればコントラストは増すということはわかった。

 

どのくらい濃淡があった方がいいのか

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↑左絵は濃淡を意識して描いたもの、右絵はさらにコントラストを上げ、逆光を加えた

 

 今回描いた絵の一部分を載せてみた。上に描いたように、色と明るさ、黒い部分のバランスを考えて描いてみた。

 イメージとしては、今回の絵自体がある程度、色の濃淡を意識しつつ月光とガス灯の明かりの二つの光源を用意して描いたので、絵全体に陰影が散っており、コントラストをあげた際に、明暗がはっきりする仕上がりになったと思う。

 また、オーバーレイ用のレイヤーを作り、雲の部分には青を、ガス灯周辺にはオレンジを薄く塗った。これで、同じような黒でも、ちょっと印象が違う。

 この絵で、猫とガス灯の部分がうまい比較になると思って抜き出し、左絵の元絵を右絵のコントラストを強くしたものと比べてみた。左絵ではさらに右上のガス灯のイメージ強くするためにフィルターの逆光を使っている。

 

 やってみた感想としてはやはり、右側の方が強い印象があるのではないかと思う。コントラストを強くすることで、背景となる街並みの情報が減り、猫とガス灯が強調された。ただこれは、止まってじっと見た際に印象がある感じで、少し遠くで見たり、サムネイルにして縮小した際には、猫が見えなくなり、よくわからない絵になってしまうという逆効果もあった。

 やはり、キャラ絵などのどこか中心となるものがある絵においては、そのキャラクター全体が明るくなるようにした方が無難だし、やるとしても、左絵のようにある程度加減してエフェクトを調整してから、出していくべきなんだろうと思った。

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ということで

 色々考えて試してみたが、これだっ!という感じのスーパー技術は見つからなかった。しかし、色を塗って仕上げやもうひと押し印象をあげるおまけみたいな方法はわかったような気がする。

 まぁ・・・元の絵がしっかりしていれば、悩む必要もないなかなと、試し終わって若干ハッとした気持ちになったようなならないような( ^ω^)・・・ 

 

 

 

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