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エフェクトを乗せてそれっぽくしようとして…

【オリジナル】「貴様らにお菓子はやらん!絶対にっ!」イラスト/ニッペルフ [pixiv]

↑かっこいい絵を・・・


 デッサンや表現能力に伸びがないなぁ・・・とニッペルフの絵を見ていると感じる。まぁ片手間にやっているし、思いついた方法を試行錯誤で遊んでいるので、当たり前だといえばその通りだが、進歩しないというのも閉塞感がある。

 そこで、自分の能力ではなく、コンピュータ様のお力でどうにかならないだろうか?というテーマで今回はいろいろやってみて、忘れそうなので、その結果と考察を書き留めておこうと思う。

 


 まず、使っているソフトはAdobe Photoshopである。Pixivユーザーには意外と少ないが、デッサンから完成まで一括でソフト上でやってしまった方が、自分としては手間もかからず楽なので、アナログ手書きを捨ててこのソフトの落ち着いた。
 今回はその中でも、完成途上にある絵をさらに加工してもう少し印象的なものを作れないか?という観点で作成を進めた。

 加工といっても、できた絵の形を極端に変更したり、コントラストなどの元々の色を動かすのではなく、色々な効果を付け足すことで、個別のオブジェクトや絵そのものに厚み、つまり立体感や意図的な違和感を作ろうとする感じである。

 

 

・実際やったこと


1、従来の方法をもうちょっと派手にする
フィルターのぼかし(動きの場合、「ぼかし(移動)」)を部分的に使っていたが、それに手を加えた。下の女の子は左上方向に飛び、鎌を振りぬこうとしている。

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Aではいままでのキャラクターイメージとなる。

Bでは動きの残像をイメージして左上方向への残像と鎌を振る回転を意識した残像を追加した。これはキャラをコピーした新規レイヤーに極端なぼかしを入れて、それの透明度を変更といらない部分を消して一枚の絵にしている。
Cではさらに、周辺効果として、土が舞っていたり、謎の煙を追加してキャラの移動の方向性を作ってみた。

 

2、あまり使わない機能を使ってみる。
Photoshopは機能がありすぎで正直すべての機能を知らない。ただの持ち腐れもあれなので、なんとなく知っている機能を思い出す意味も込めて、エフェクトに流用してみた。

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Dではカボチャが手を広げて手前や左下の別キャラを威嚇する姿勢になっている。
Eではマスク機能を利用して、ローブの下部分を煙のように部分的に変更してみた。これによって、お化け感や浮遊感を出そうとした。
Fでは左右の手と口から光線を出すような感じで光らせて、全体にオーラをまとわせることにした。
また、RGBのチャンネルで赤を選択的にほんのちょっと動かして、そのオーラとバランスさせることで、カメラ撮影の光学ボケを表現して、色にほんの少し違和感を出し、お化けっぽくしてみた。

 

3、全体図に光の効果を加える。
今回の絵では意図的に光源を増やした。輝く月、かぼちゃの口、両手の4方向である。またその色も黄色と赤色の何とも派手めなものを選択した。

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Gではキャラクターに加え背景を差し込むことで一応の完成となっている。
Hでは各光源から環境光を光の接点に加え、キャラクターにかかる陰を若干調整した。
Iではさらにかぼちゃの顔に全員が殺到するイメージを付けるために、集中線のような黒い陰やカボチャの顔を中心にするようにオーバーレイレイヤーを追加して、全体のエフェクト変化をカボチャに集めた。

 

・結果

 1のC、2のFに関しては見返してみるとそれぞれ効果はあるように見られる。ともに虚空を動くような形から、どこかに軸があるような動きのイメージに見える。
 一方でそれ単独の絵としてはぱっと見わかりにくいと思う点もあり、1ではAが立ち絵としてはよりいい出来に見える。
 2ではFがやはり見やすい。背景を考慮していないので、このキャラクターに対してどのように見せるかでエフェクトの使い方を分ける必要があることが分かった。特に実際に存在しないインチキ効果に関しては書き加えてもいいかもしれないが、それ自体が前に出すぎるとキャラクターの各パーツの境界がぼけて逆効果になることが分かった。

 3の全体図を見返すと3種で目立った変化が見えないようにも感じた。特に黄色と赤の環境光に関してはG、Hのキャラクター境界部の強調や背景との一体化にはほとんど寄与していない。
 強い光には強い陰ができるという基本的な原則が守られていないような絵になっていて、陰を強くして、キャラクターをシルエットのみにするか、光を落とすかが十分に検討されていないように映った。
 Iに関してはHまでの不十分な光源調整にさらに効果を追加しているため、しっかりとした強調になっていない。ただ、よく見るとIが最も効果的にカボチャを強調しているように見えることが分かった。


・考察

 キャラ単独の効果はまぁほどほど出ているが、全体像になるとその価値は影を潜めてくっきりとしたコントラストのある絵にならなかったことが分かった。
 問題としては元絵の色のバリエーションが広すぎたことと光源の多様化にバランス調整ができていないことが原因だと思われる。
 バリエーションに関しては特に後ろの青色がその他キャラクターと重なって見にくくなっている。また、光源だけでなく黄色と赤色が絵全体の基調になっているので、その基調と青色がかち合って強調点が見いだせないような作りになっているのかもしれない。輝度も含めて背景とキャラクター、絵の中心点の色に注意をしなければならないと感じた。
これは光源の色のバランスにも言えると思った。今回は2色を出してみたが、この2色を重ねてみてもどちらかというと黄色が強くなってしまって、全体に強い感じの光線が放たれているように見える。
 これに対しては当然陰も強くするべきであるがそうするとほとんどキャラクターが見えなくなってしまうであるとか、細かく塗りなおす必要が出てくるので、全体としてはメリハリを作るどころか、逆にぼやけさせてしまったように見える。やはり、光源はある程度絞って、白、もしくは2色でもスペクトルが近い色を使うべきかなと感じた。


・ということで
 自分としてはそれなりに遊んでみたが、苦労の割には得たものはう~ん( ^ω^)・・・という感じになった。
 今回はキャラも多く、光源も多く、というお試し感が強かったのでしょうがないかな?なんて思うが、使い方の練習としてはこんなものかな?と思うこともできる。


なかなか上手な絵にならないが、そのうち上達するのだろう。

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